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クローゼットオーガナイザーとは?衣類の片づけを仕事にするJALOの専科資格
「クローゼットの片づけを仕事にしたい」と思ったとき、真っ先に検索するのがクローゼットオーガナイザーという資格名ではないでしょうか。 でも、調べてみると「ライフオーガナイザーとどう違うの?」「衣類の知識がなくても取れるの?」「取ったあと、どうやって仕事にするの?」という疑問が次々と浮かんでくることも多いはずです。
この記事では、一般社団法人 日本ライフオーガナイザー協会(JALO)が認定する専科資格「クローゼットオーガナイザー」について、資格の内容・取得ステップ・活躍の場・働き方までを体系的に解説します。プロとして活動することを検討している方に向けて、現場の実態を交えながらお伝えします。
クローゼットオーガナイザーとは?
クローゼットオーガナイザーは、衣類・小物・クローゼット空間の整え方を専門とするJALO認定の専科資格です。
「捨てる」ではなく「その人の価値観と着こなしを起点に整える」アプローチが最大の特徴です。 ライフオーガナイズ(人の思考や行動のクセを起点にする片づけ方)の考え方を基盤としながら、衣類という「感情が特に乗りやすいモノ」に特化した専門性を持ちます。
ファッションの知識を教えるのではなく、「その人がどう生きたいか」をクローゼットという空間から実現するサポートをするのがこの資格の核心です。
「衣類整理」と「クローゼットオーガナイズ」の違い
よくある衣類整理の考え方は「今シーズン着なかったものは処分」「色別に並べるとすっきり」といった、収納テクニックや減らすことを前提にしたアドバイスです。
クローゼットオーガナイズはそこから一歩引いて、まず「この人はどんな生活をしていて、どんな自分でいたいのか」を丁寧に聞くところから始まります。その人の利き脳(思考や行動の傾向をつかむためのチェック)や価値観、ライフスタイルを踏まえたうえで、はじめて「どう整えるか」を提案します。
- 手放すかどうかの判断基準は「着たか/着なかったか」ではなく「その人の価値観に合っているか」
- 収納方法は「見せる/隠す」「畳む/吊るす」を画一的に決めるのではなく、その人の行動パターンに合わせる
- アドバイスの着地点は「クローゼットが整っていること」ではなく「朝の着替えが楽になること・自分らしく装えること」などクライアント主体
資格取得の流れ:ライフオーガナイザー1級が前提
クローゼットオーガナイザーの受講には、ライフオーガナイザー1級資格の取得が前提条件です。JALOの資格体系を順に歩むことで、専門性を段階的に深めることができます。
JALO資格体系のステップ
- 入門講座:ライフオーガナイズの考え方を体験的に学ぶ(資格なし・一般向け)
- 2級資格認定講座:自分自身の暮らしにライフオーガナイズを活かすための資格
- 1級資格認定講座:プロとして活動するための「ライフオーガナイザー」資格。思考整理・空間整理の両方を学ぶ
- 専科講座(クローゼットオーガナイザー):1級取得後に受講できる専科。衣類・クローゼット専門の知識と実践スキルを習得
つまり、クローゼットオーガナイザーを名乗るためには、まずライフオーガナイザーとしての基礎を持っていることが求められます。これは「衣類の知識だけ」で活動するのではなく、人の思考・感情・ライフスタイルを丸ごと見られるオーガナイザーとしての土台があってこそ、クローゼット専門の支援ができるという考え方に基づいています。
専科講座で学ぶ主な内容
- 衣類に対する感情・思い込みの整理(なぜ衣類は手放しにくいのか)
- クライアントの価値観・ライフスタイルのヒアリング技術
- 利き脳タイプ別のクローゼット整え方の提案手法
- 衣類の収納・動線設計の実践的なアプローチ
- クローゼットオーガナイズのセッション設計・サービス構築
資格取得に関する最新の日程・費用・申込方法については、JALO公式サイトをご確認ください。
クローゼットオーガナイザーが活躍できる場面
クローゼットオーガナイザーは、個人宅への訪問支援から講座・オンラインまで、多様な形で活動できます。衣類は誰もが毎日触れるものだからこそ、活動のフィールドが広いのがこの専門領域の特徴です。
訪問型・個人セッション
クライアントの自宅を訪問し、クローゼットや衣装ケースを一緒に整えていくスタイル。
クローゼットオーガナイザーの活動の中でも、よく選ばれる形です。 初回はヒアリングを中心に時間をとり、2回目以降に実際の空間整理に入る、という進め方がよく見られます。ファッション誌でよく見るような「美しいクローゼット写真」を目指すのではなく、「その人が毎朝迷わず洋服を選べる状態」などクライアント主体のゴールを目指す点が、クライアントに喜ばれるポイントです。
グループ講座・ワークショップ
「衣替えのたびに憂鬱になる」「何着あっても着る服がない」という悩みは、多くの人が共通して持っています。そのため、カルチャーセンター・コミュニティスペース・オンライン講座などでのグループ形式も、活動の場のひとつになっています。
参加者が自宅のクローゼット写真を持ち寄り、互いに整え方を考えるワークショップ形式は、気軽に参加してもらいやすく、個人セッションへの入口にもなります。
企業・ブランドとのコラボレーション
アパレルブランドや収納用品メーカーとのコラボレーション、住宅メーカーのモデルルーム監修なども、クローゼットオーガナイザーの活動領域に入ります。「収納設計」だけでなく「暮らし方のデザイン」として提案できる点が、活かしどころになります。
オンラインでの情報発信・コンテンツ提供
InstagramやYouTubeでクローゼット整理の考え方を発信し、個別セッションや講座へつなげるスタイルも広がっています。「片づけ方法を教える」のではなく「考え方を伝える」コンテンツは信頼を得やすく、長く活動を続けるための土台になります。
「衣類が苦手」な人こそ、クローゼットオーガナイザーに向いている
過去に衣類の整理で悩んでいた経験は、クライアントへの共感力という強みに変わります。「できなかった自分」を知っているからこそ、同じ悩みを持つ人の気持ちに寄り添えます。
「ファッションに詳しくないと資格が取れないのでは?」という声をよく耳にします。でもクローゼットオーガナイザーが扱うのは、トレンドやコーディネートではありません。「なぜこの服が手放せないのか」「なぜクローゼットが常にぐちゃぐちゃになるのか」という、行動と思考のパターンです。 「衣類が苦手」だった経験は、けっしてマイナスではありません。
たとえば、「捨てられない自分を責めてしまう」という状態も、利き脳タイプや価値観の視点から見直すと、「自分にはこの収納スタイルが合っていたのだ」と捉え直せることがあります。そうした、自分自身がクローゼットと向き合い直した経験そのものが、同じ悩みを持つ人へ伝える言葉の説得力になっていきます。
働き方とキャリアの広がり
クローゼットオーガナイザーの働き方は、ひとつではありません。訪問セッション、オンライン、グループ講座、企業コラボ、情報発信——いくつかを組み合わせて、自分のペースで活動の幅を広げていく方が多いのが特徴です。
副業から、自分のペースで
多くの方は、最初から独立するのではなく、副業やモニターセッションから経験を積み、手ごたえを感じたタイミングで活動を広げています。
ライフオーガナイザー1級を取得して実践の場を重ね、クローゼットオーガナイザーの資格取得後に専門サービスへと活動を広げていく方もいます。どんなペースで活動するかは人それぞれで、SNSでの発信と並行しながら、無理なく続けられる形を見つけていきます。
料金や活動量は、地域・経験・サービス内容によってさまざまです。資格の取得が一定の収入を約束するものではありませんが、「自分の得意」と「人の役に立つこと」を重ねながら、暮らしに合わせて働き方をデザインできるのが、この資格の魅力のひとつです。
他の専科資格との組み合わせで広がる可能性
クローゼットオーガナイザーは、他のJALO専科資格と組み合わせることで、より幅広いクライアントに対応できるようになります。
- × レジデンシャルオーガナイザー:新築・リフォーム時のウォークインクローゼット設計まで、住空間全体の視点で提案できる
- × メンタルオーガナイザー:衣類への強い感情的な執着や、過去の体験が絡むケースに、心の面から深く寄り添える
- × シニア生活環境オーガナイザー®:高齢期の体力・暮らしの変化に合わせたクローゼット環境を提案できる
- × リユースオーガナイザー:手放す衣類を「捨てる」だけで終わらせず、循環させる選択肢まで案内できる
- × サーティファイドライフオーガナイザー(CLO):ADHDや溜め込みなど、慢性的に片づけられない状態(CD)が背景にあるケースに、より専門的に対応できる
ひとつの専科を深めるだけでなく、複数を掛け合わせることで、「衣類の専門家」から「その人の暮らしごと支えるオーガナイザー」へと、活動の幅が広がっていきます。
クローゼットから、暮らしと自分を整える
クローゼットは、毎日いちばん最初に「今日の自分」と向き合う場所です。そこが整うと、朝の時間にゆとりが生まれ、「自分らしく装う」ことが少し楽になります。
クローゼットオーガナイザーは、衣類を減らすテクニックを教える仕事ではありません。その人の価値観や暮らし方を起点に、「迷わない・責めない・自分に合った」クローゼットを一緒につくっていく仕事です。そして、かつて自分が衣類に悩んだ経験そのものが、誰かの力になります。
※ 本記事は資格の内容と活動の例を紹介するものです。資格の取得や活動の成果・収入を保証するものではなく、実際の活動状況や料金・活動量・収入は、地域・経験・サービス内容などにより一人ひとり異なります。
ライフオーガナイズ?ライフオーガナイザーって何?という方はライフオーガナイズ入門講座の受講をおすすめします。 ライフオーガナイザーに興味がある、という方は、ライフオーガナイザー2級資格認定講座の受講を、ライフオーガナイザーとして活動したい!という方は2級受講後、ライフオーガナイザー1級資格認定講座を受講ください。ライフオーガナイザー資格認定講座の詳細や協会概要についての資料請求はこちらから。
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