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リユースオーガナイザーとは?「捨てない片づけ」を誰でも学べるJALOの資格
「手放す」に、もっと豊かな選択肢を
片づけと聞くと、多くの人がまず思い浮かべるのは「すっきりした空間をつくる」ことかもしれません。
でも、実際にいちばん時間がかかり、いちばん気持ちが動くのは「手放す」場面です。 思い出の品、まだ使えるもの、誰かに届けたいもの。「ゴミにはしたくない。でも、どうすればいいかわからない」、そんな声に、知識と選択肢を持って応えられるのが、JALO(一般社団法人 日本ライフオーガナイザー協会)の「リユースオーガナイザー」です。 そして、その入口は、片づけの資格がない方にも開かれています。
リユースオーガナイザーとは?
リユースオーガナイザーは、物を「捨てる・取っておく」の二択ではなく、「循環させる」という第三の選択肢を提案できる、捨てない片づけのスペシャリストです。
ライフオーガナイズ(人の思考や行動のクセを起点に、暮らしを整えていく考え方)の視点に、リユース・リサイクルの知識を組み合わせた資格で、JALOが認定する専科資格のひとつです(クローゼットオーガナイザーやメンタルオーガナイザーなどと並びます)。
単に「フリマアプリの使い方を教える」のではありません。クライアントの価値観やライフスタイルに合わせて、物の「次の行き先」を一緒に考え、その人に合ったリユースの方法を提案するのがこの資格の核心です。
なぜ今、リユースの知識が求められているのか
背景には、社会全体のリユースへの意識の高まりがあります。 環境省の調査によると、国内のリユース市場は年々拡大しており、近年は3兆円規模に達しています(参考:環境省「令和6年度 リユース市場規模調査報告書(概要版)」)。フリマアプリやリサイクルショップ、オンラインオークションも、すっかり日常に浸透しました。
一方で、「手放したいけれど、どの方法が自分に合っているかわからない」「価値があるものを捨ててしまっていないか不安」という声も増えています。 情報はあふれているのに、自分に合った選択肢を整理してくれる人がいない。そのギャップを埋めるのが、リユースの知識です。
何を学び、何ができるようになるのか
リユースオーガナイザーが扱うのは、片づけのなかでも「手放すフェーズ」です。
学べること・活かせる場面の例
- リユース方法の提案・仕分け:売る・寄付する・譲る・リサイクルするなど、物の状態や状況に合わせた手放し方を考える
- フリマ・オークション出品のコツ:写真の撮り方・説明文・価格設定など、実際に動ける形で
- リユースショップ・寄付先の知識:物の種類や状態に応じた適切な行き先を知っておく
- 生前整理・遺品整理でのリユース:感情が伴う場面で、丁寧に「物の行き先」を一緒に考える
- リユースに関する啓発・ワークショップ:個人・企業・地域に向けて伝える
ライフオーガナイズの視点が強みになる
リユースオーガナイザーの特徴は、単なるリユース知識ではなく、「その人がなぜ手放せないのか」という思考のクセや感情のプロセスを踏まえて関われることです。
「捨てられない」には理由があります。思い出への執着、「もったいない」という感覚、判断疲れ、将来への不安。ライフオーガナイズの視点があると、その背景に寄り添いながら、手放すプロセスを一緒に進められます。
現場で起きること(一例)
たとえば、長年ものをため込んできたお宅で、最初は「全部捨てないといけないのかな」と申し訳なさそうに話していた方が、作業を進めるうちに変わっていくことがあります。「これは誰かに使ってほしい」「これは売れるかもしれない」「これは地域の団体に寄付できそう」、物のひとつひとつに、気持ちと行き先が見えてくるのです。
結果として、ゴミとして出るのはごく一部で、多くが売却・寄付・譲渡という形で循環していく。「捨てなくてよかった」と感じてもらえたとき、リユースの選択肢を知っていることが、どれだけ現場の可能性を広げるかが伝わってきます。
実際に活動している方の声(JALO公式note)
「捨てない片づけ」を実際に仕事にしている方のインタビューが、JALO公式noteで公開されています。どんなふうに活動しているのか、具体的なイメージがつかめます。
(リユースオーガナイザーインストラクターの服部ひとみさんのインタビューです。ライフオーガナイザー1級・メンタルオーガナイザーとしても活動されています。)
誰でも学べる入口がある:ベーシック・プロ・インストラクター
リユースオーガナイザーには、3つのレベルがあります。いちばんの特徴は、入口の「ベーシック」が、片づけやライフオーガナイズの資格がなくても、どなたでも受講できることです。
- リユースオーガナイザー ベーシック:捨てない片づけの考え方とリユースの基本を学ぶ入口。受講に資格は不要で、どなたでも参加できます。「まず自分の暮らしに活かしたい」という方にも向いています。
- リユースオーガナイザー プロ:ベーシックを修了し、片づけに関する資格や、片づけのプロに準ずる知識を持つ方が、より実践的に学ぶレベル。
- リユースオーガナイザー インストラクター:リユースオーガナイザーを「教える」立場。協会会員で、ライフオーガナイザー1級・リユースオーガナイザープロなどの取得が必要です。
つまり、「捨てない片づけに興味がある」その入口は広く開かれていて、学びを深めたい方は段階的にプロ・インストラクターへと進めます。 各レベルの最新の日程・受講料・申込方法は、JALO公式サイトをご確認ください。
学んだことを、暮らしにも仕事にも
リユースオーガナイザーで学ぶことは、まず自分自身の暮らしに役立ちます。家のものを手放すとき、「捨てる」以外の選択肢を持っているだけで、気持ちが軽くなります。 そのうえで、すでにライフオーガナイザーなどとして活動している方は、「手放すフェーズ」という引き出しを加えることで、対応できる場面を増やすこともできます。
- 個人宅の整理サポートで、手放すフェーズまで一緒に
- 生前整理・遺品整理で、感情に寄り添いながら物の行き先を考える
- 自治体・NPO・地域活動でのリユース啓発
- 企業・SDGs関連での不用品の見直しやサステナビリティの取り組み
※ 資格の取得や活動が、収入や成果を保証するものではありません。活動の形や量は、一人ひとりの状況によって異なります。
他の資格との組み合わせも
- × クローゼットオーガナイザー:衣類の見直しから手放しまでを、ひとつながりで考えられる
- × シニア生活環境オーガナイザー®:高齢期の暮らしの整理に、循環の視点を加えられる
- × メンタルオーガナイザー:手放すことへの強い感情や、過去の体験が絡む場面に、心の面から寄り添える
「捨てない片づけ」を、もっと身近に
JALOが掲げる理念は、「ライフオーガナイズにより、捨てるからはじめない心地いい暮らしづくりを応援する」こと。リユースオーガナイザーは、その理念をいちばん体現する学びのひとつです。 物を「捨てる・取っておく」という二択の外に、豊かな選択肢があることを知る人が増えれば、一人ひとりの暮らしも、社会全体の循環も、少しずつ変わっていきます。
※ 本記事は資格の内容と学びの例を紹介するものです。資格の取得や活動の成果・収入を保証するものではありません。活動の形や成果は、一人ひとりの状況によって異なります。
よくある質問(FAQ)
Q1. リユースオーガナイザーとは何ですか?
リユースオーガナイザーは、JALO(一般社団法人 日本ライフオーガナイザー協会)が認定する資格のひとつです。物を「捨てる」のではなく、売る・寄付する・譲るなど「循環させる」という選択肢を提案できる、捨てない片づけの専門知識を身につけられます。ライフオーガナイズの視点に、リユースの知識を組み合わせた実践的な学びです。
Q2. リユースオーガナイザーになるにはどうすればいいですか?
リユースオーガナイザーには、ベーシック・プロ・インストラクターの段階があります。入口のベーシックは、片づけやライフオーガナイズの資格がなくても、どなたでも受講できます。さらに学びを深めたい方はプロへ、教える立場になりたい方はインストラクター(協会会員・ライフオーガナイザー1級などが必要)へと進めます。最新の日程・受講料はJALO公式サイトをご確認ください。
Q3. リユースオーガナイザーを学ぶと、何に役立ちますか?
まず、自分自身の暮らしで「捨てない手放し方」を実践できるようになります。さらに、すでに片づけの仕事をしている方は、個人宅の整理サポートにおける手放しフェーズ、生前整理・遺品整理でのリユース提案、自治体・企業向けの啓発など、活動に専門軸を加えることができます。
Q4. 「捨てない片づけ」と「リユースオーガナイザー」はどう関係していますか?
JALOは「捨てるからはじめない」という考え方を理念の中心に置いています。リユースオーガナイザーは、その考え方をもっとも体現する学びのひとつです。「捨てる」以外の選択肢、売る・寄付する・譲る・修理するを知ることで、「手放せない」という気持ちに寄り添いながら、物の循環を支えられます。
Q5. 他の資格と組み合わせることはできますか?
はい。JALOの資格は複数を学ぶことができ、組み合わせることでできることが広がります。
たとえばクローゼットオーガナイザーとの組み合わせなら「衣類の見直しから手放しまで」を、シニア生活環境オーガナイザー®との組み合わせなら「高齢期の暮らしの整理に循環の視点を」というように、それぞれの専門を掛け合わせて活かせます。
ライフオーガナイズ?ライフオーガナイザーって何?という方はライフオーガナイズ入門講座の受講をおすすめします。 ライフオーガナイザーに興味がある、という方は、ライフオーガナイザー2級資格認定講座の受講を、ライフオーガナイザーとして活動したい!という方は2級受講後、ライフオーガナイザー1級資格認定講座を受講ください。ライフオーガナイザー資格認定講座の詳細や協会概要についての資料請求はこちらから。
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