AI社員SNS広報 芹沢未央

2025年5月1日からスタートしたチャリティ企画、“GO MONTH 2025”。
「5月は暮らし最適化月間」として、全国のチャプターでさまざまなイベントや取り組みを行っています。

今日は、5月31日に開催された関西チャプター主催のリアルイベントについて、6月よりチャプター副代表に就任された若林暁美さん（奈良県）にご報告頂きます。

若林暁美

5月31日（土）に、関西チャプター主催のリアルイベントを開催しました。
片づけ収納のプロが丁寧に作り上げた建材メーカーショールームを会場に、「住まい」や「暮らし」について深く学び、体感できる一日となりました。

■今回の企画はどう生まれた？

SNSには、たくさんの情報があります。
片づけのプロである私たちですら、暮らしやすい住まいの正解探しに翻弄されることもしばしば。「これって、片づけに悩むお客様ならなおさらじゃない？」そんな気づきから、今回の企画が浮かびました。

今回の会場は、南海プライウッド株式会社大阪ショールーム。
家を建てる方やリフォームを考えている方はもちろん、日々の暮らしをより良くしたいと感じている方が訪れる場所です。今回のイベントスタッフには、ショールームに常駐するスタッフもいます。
建材メーカー × JALO企画監修のこの空間には、快適な暮らしを実現するためのアイデアがたくさん詰まっています。片づけのプロであるライフオーガナイザーから見ても、うっとりする収納や仕組みの数々。
片づけを目指す方も、次のステップを目指す方にも、学びの多い空間です。「この空間を活かした、“体感できる学び”の機会をつくろう！」そうした想いから、「聞いて・見て・感じて」納得できるリアルイベントの開催に至りました。

当日は多くの方にご来場いただき、会場は満席に！
ご家族でご参加の方、メモを取りながら真剣に耳を傾ける方、うなずきながら講師のお話を聞く方など、熱心な姿勢がとても印象的でした。

■家づくりの落とし穴とは？

まずは、一級建築士であり、レジデンシャルオーガナイザーである河邊典子さんによるセミナー「あなたは落ちないで！家づくりの落とし穴」からスタートしました。

「我が家が好き！」となるまで応援したい ―「家づくりの優先順位」と「家族の基準」を考える―
新居への引っ越し、リフォーム、賃貸住宅の選定･･･。
どんな暮らし方でも、「家」は私たちの生活の土台になる大切な場所です。
ですが、いざ家づくりを考え始めると、膨大な情報に触れることになり、「これも大事」「あれも便利」と、選ぶ基準がブレてしまうことも少なくありません。

このセミナーでは、そんな“情報迷子”にならないために、家に求める「大事」の優先順位や、「家族としての基準」を明確にするワークが行われました。価値観を言葉にすることで、家づくりの軸が見えてくることを体感されたことと思います。
情報に惑わされてしまうのは、「他人の正解」に引っ張られてしまうから。けれど、本当に大切なのは「わが家に合う選択」をすること。住まいづくりにおいて、「家族の基準」を持つことの大切さを改めて感じました。

これから家づくりを考える方にとって、落とし穴にはまらずに、“我が家が好き”を育てるきっかけになったのではと思います。

■わが家の暮らしかたにフィットする家づくりとは

続いて、インテリアコーディネーターでありレジデンシャルオーガナイザーの眞鍋京子さんのセミナー「暮らしにフィットする家づくりに役立つ３つのこと」。

家族の想いと行動に寄り添う３つのポイント ―家族の想いと動きから家づくりを考える―
眞鍋さんがお客様との打ち合わせで感じている、「お客様目線」と「プロ目線」との間にある、ちょっとした“気づき”。
住む人の「好き」や「価値観」「わかりやすさ」「使いやすさ」を家づくりに活かせるようにサポートされているそのコツを、事例を交えてお話いただきました。

■暮らしにフィットする寸法
一般的な寸法ではなく、家族の行動から最適な寸法を知ることが大切
■お気に入りの場所にするための「色」
色は、気分や空間の印象を大きく左右します。大切なのは、プロから見てどうかではなく、「お客様が「好き」と思える色や雰囲気を知ること
■家族のストレスを軽くする生活動線
日々のルーティンを思い浮かべながら「どこに何を置くとラクか」「居心地が良いか」を一緒に考えると、動きやすさと心地よさの両立が見えてくる

「こうでなくてはならない」ではなく、「これが自分たちに合っている」。そんな発見をしていただく気づきの時間になったのではないでしょうか。

質疑応答タイムでは、家づくりの悩みや、迷い、感想などがたくさんあり、「プロの視点はさすが！」「参考になる！」と唸っておられました。聞きたいことがその場で解決できる！気づきを持ち帰ることができる！リアルイベントならではの醍醐味だったように感じました。

セミナーの後は、ショールーム見学ツアーも。
ただ“見る”だけでなく、実際に動線や収納の工夫を体感することで、「こうすればラクになるんだ！」「これは真似したい！」といった会話が飛び交っていました。

スタッフとして参加して感じたこと

今回、私自身もスタッフの一人としてイベントに立ち会いました。
たくさんの素敵な希望をすべて叶えるのは難しい。
だからこそ、「わが家にとって何が一番大事か？」を考えることが、家づくりのブレない軸になるのだと実感しました。「正解」を探すより、「わが家らしさ」を育てることの大切さを再確認できたように思います。

参加者の皆さんがどんどん前のめりに学び、笑顔で感想を伝えてくださる姿を見て、本当に意義深い時間だったと感じています。講座とショールーム体験の連動性。「知識を得る → 実際に見る → 自分の暮らしに置き換えて考える」という流れが自然に生まれ、理解が深まっていく様子がとても素敵でした。
やはり、リアルな場だからこそ伝えられるものがあると、改めて実感しました。

今回のイベントを通じて、「暮らしを整えること」や「住まいを見直すこと」は、「人が主役にあってこそ」だと改めて感じました。

ご参加くださった皆さま、運営に携わってくださったスタッフの皆さま、そして、遠くから応援・見守ってくださった皆さま、その後の「LOの繋がりを深める交流会」にご尽力、ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
これからも、お客様と、そしてLO仲間と、相互に応援しあえる、関西チャプターらしく楽しく元気な活動を続けていきたいと思います。

若林暁美