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資格を取ったその先 〜ビギナーライフオーガナイザーの最初の一歩〜(大阪府在住 白井彩弥花さん)
1人目は、大阪市でライフオーガナイザーとして活動する白井彩弥花さんです。管理栄養士として飲食店で調理の経験を積み、家事代行と料理代行の仕事をしながら、1級資格を取得しました。
白井彩弥花(しらい さやか)
ライフオーガナイザー・管理栄養士 大阪市住吉区在住。屋号は「Self & Share」。家事代行・料理代行の仕事を続けながら、思考整理のセッションや空間オーガナイズを始めたところ。
家事代行の現場で感じた、物の置き方と動線の違い
−家事代行のお仕事をされていた白井さんが、ライフオーガナイズを学ぼうと思ったのはどうしてですか?
きっかけは大きく2つあります。ひとつは、もともと家事代行をしていて、料理や掃除をしていても、すごくスムーズに進むお家と、すごく時間がかかるお家があるなと感じていたことです。それが物の置き方や動線の違いだと分かってきて、片づけが大事だなと思うようになりました。
先に整理収納アドバイザーの資格を取っていて、片づけの仕事も始めたばかりでした。お客さまのお宅で仕組みを作っても、その状態が続かないことがあって、一人ひとりの価値観や利き脳をヒントにしたやり方について、もっと学んでみたいと思うようになりました。お客さまのお話を聞きながら思考の整理もお手伝いしたいという気持ちがあって、コンサルティング型のライフオーガナイズに興味を持ったんです。
もうひとつは、その時期に、自分自身が頭の整理や時間のオーガナイズといった内面を整えたいとすごく思っていたことです。やりたいことが多いタイプなのにうまく進められなかったり、時間の使い方が分からなかったりして。時間のオーガナイズの講座があると知って、自分の暮らしにも生かせるなと思いました。ちょうどコーチングを受けていて、自分を知ることは大事だなと感じていた時期でもあったので、そこにも通じると思いました。
−1級資格まで取ろうと思ったのは、どんな理由からですか?
当時、私が受けていたご依頼では「まずは作業を進めてほしい」というお客さまが多くて、最初にお話を伺う時間は長くても30分くらいでした。そうしたご希望に応えながらも、私は作業の前に、その方がどんな暮らしをしたいのかをもう少しゆっくり聞ける時間を持ちたいと思っていたんです。
ライフオーガナイズでは、作業とは別の日に訪問して、お話をじっくり伺う進め方もあると知りました。自分がやってみたいのはこういう仕事だなと思って。ライフオーガナイザーとしてコンサルティングを仕事にしたかったので、最初から1級まで取るつもりで受講しました。
受講中いちばん大変だったのは、毎日書くこと
−1級はオンラインで受講されたんですよね。大変だったのはどんなことですか?
LOP(1級の課題のひとつ。)を毎日書くことです。書くこと自体があまり得意ではなくて、自分の中ではすごくハードルが高かった。でも、片づけをされる方からしても、片づけることへのハードルはそんなに簡単なものではないはずで、3か月やってみて、習慣にすることの大変さを感じながら取り組んでいました。
−毎日書き続けるために、何か工夫したことはありますか?

「やらなければいけない」と思うとストッパーがかかってしまうので、楽しさを見つけることが続きやすいかなと感じました。推し活をしているので、LOPの冊子に写真を挟んだりして、手に取るのが楽しくなるようにしていました。
それまでは、グッズを部屋に置かずきれいに保管しておくタイプだったんですけど、自分の好きな部屋の空間を損なわないように、色味がなじむものを選んで写真立てに入れて置いてみたり、アクスタを置いてみたりするようになりました。
−講義や動画の受講に加えて課題もありますが、お仕事をしながらどうやって時間を取っていましたか?
図面を描くのは初めてだったので時間がかかると思って、課題が出たときは「この日1日でやろう」と決めて、その日は仕事を休むようにしていました。仕事に悩んでいた時期で、一時は休みなく詰めて働いていたんですけど、コーチングを受けたことで自分と向き合う時間は大事だなと感じていたので、毎週この時間、と決めてそこでやるようにしていました。
ただ、見積もっていた時間だけではできないことも多くて。別の仕事の連絡が入ったりして、昼間にやる予定だったのが夜になった日も結構ありました。
資格を取ってまずしたのは、対面の場に行くこと
−資格を取って、まず何をしましたか?
合格の案内が来て、Facebookのコミュニティに入れると知ったので、まず入りました。そこで関西チャプターの12月の懇親会が対面であると知って。受講がオンラインだったので、それまで対面でどなたかにお会いしたことがなかったんです。対面の場に行きたいなと思って参加しました。チャプター代表の方やベテランライフオーガナイザーの方、同じ時期に1級資格を取った方もいらっしゃって、すごく雰囲気のいい時間を過ごせました。この仕事は楽しそうだなと感じて、そこからライフオーガナイザーとしてやっていきたいという思いが強まりました。
−初めてライフオーガナイズのご依頼を受けたのは、どんなお客さまでしたか?
家事代行で定期的に伺っていたお客さまの中に、片づけを頼んでくださる方がいました。散らかった物をいつもの場所に戻して、お部屋をリセットするお手伝いをしていました。物の場所が分かるくらい通ううちに、置き場所や暮らし方から一緒に考えることでもお役に立てそうだなと感じていました。訪問したときに「暮らし方やご希望を伺いながら、物の置き場所などを一緒に考えるサービスを始めました」とお話ししたら、興味を持ってくださったので、お話を伺って、採寸をして、家具の提案もしました。それが、ライフオーガナイザーとして初めてのお仕事でした。
−それまで家事代行で伺っていた方からのご依頼だったんですね。そのほかには、どんなきっかけでお仕事につながっていますか?
くらしのマーケットに登録して、新規のお客さまから何件か依頼がありました。引っ越しに向けて物を減らしたいというご依頼が多いですね。今後は、お話をじっくり伺って暮らし方から一緒に考えるコンサルティングの仕事もしていきたいと思っています。登録して2か月くらいなので、これからです。
友人から「家を見てほしい」と言われて行くことは増えました。無料ではあまり行かないようにしていて、写真を撮らせてもらったり感想をもらったり、相手がしている仕事のサービスを私も受けてみたりしています。
LOとしての発信はこれから。「20点でもいいから出す」
−ご自身のサービスを知ってもらうために、SNSなどで発信もしていますか?
発信はものすごく苦手で、インスタも全然やっていないんです。今のいちばんの課題です。そこがないと知ってもらうことが難しいと思っているので、集客はこれから頑張らないと、という感じです。
−発信のどんなところが難しいと感じますか?
わたしは「もっとできるやん」「せっかくやるならこうしたい」というこだわりがあって発信までのハードルが高くなっています。セミナーや先輩の話を聞けば聞くほど「やったほうがいいこと」が増えて、よけいにハードルが上がってしまって。
それと、発信しなくてもどこかで出会えると思っている自分もいます。家事代行のお客さまやくらしのマーケット、友人を通じて仕事につながった小さな成功体験があるので、少しずつは進んでいる感覚があって、後回しになっているんだと思います。
なので今は、何でもいいから載せることを始めようと思っています。ライフオーガナイズに出会ったきっかけでもいい。画像のレイアウトにこだわり出したらきりがないので、20点くらいでもいいか、という気持ちです。
いちばん助かったのは、ビギナーズのコミュニティ
−活動を始めるときに、協会のサポートや仲間の存在が役に立ったことはありますか?
必要な書類や契約書、こういう流れで進むという具体的な例が、すごく助かりました。それを見て書類を作り始められたし、ホームページも必要だと聞く機会が多かったので。
いちばんは、ビギナーズのコミュニティです。定期的にZoomで相談会があって、時間がある人だけ集まって話を聞ける。オンライン講座だと、聞きたいことがあっても時間が決まっていて「もうちょっと話したいけど」で終わってしまうので、そういう場があるのはすごく助かっています。コミュニティに参加している人同士でヒアリングの練習もしていて、サポートが手厚いなと思いました。毎日のように開いて「何かやっていないかな」と見ています。自分はそれがあったから進めていけている感じです。
JALOロードマップも、講師になりたい人はこういう道、現場経験を積みたい人はこう、カジタクもありますよ、といろんな選択肢があるのが助かりました。
「正解はひとつじゃない」が、提案の仕方を変えた
−お客さまのお宅で、ライフオーガナイズを学んでおいてよかったと感じるのはどんなときですか?
お客さまに提案するときに、「人それぞれ違う」を前提に話ができるようになりました。たとえば私は吊るす収納に反対派だったんです。キッチンだと掃除がしづらいし、景色を整えるという意味でも良くないと思っていた。でも、それが向いている方もいるし、景色より使い方を優先する方もいる。その考え方が、ヒアリングや提案につながっています。
違う人の視点を取り入れることも増えました。模擬トレーニングをさせてもらったとき、オーガナイザーによって提案も大事にしていることも違うなと感じて。私は右脳タイプなので、コミュニティのZoomで左脳タイプの方のやり方を聞くと「そんなこと考えたことなかった」ということも多くて。いろんな視点の意見を聞くことは大事だと感じるようになりました。
資格を取って変わったこと
−お仕事以外では、ご自身の暮らしや考え方にも変化はありましたか?
部屋を整えるだけではなく、暮らし全体を見られるようになったことです。時間の使い方や、情報の取り方。いいものを全部取り入れるのではなく、自分に向いていると思うものを選べるようになりました。セミナーやZoomを受けるのが好きで、いろんな情報を入れるんですけど、「今の自分ならできそうなやり方だな」「これは向いていないな」が分かるようになった。字を読むのは苦手なんですけど、イラストや写真があるものなら楽しく受けられて、自分も活かしていけそうだと思えるやり方が見つかるようになりました。
それから、人の多様性を受け入れられるようになりました。それでストレスも減ったというか。「こういう考え方もあるんやな」と思えると、自分との区別がつく。人それぞれでいいんだ、と思えるようになったのは大きいです。
これから資格を取る人へ
−これから資格を取ろうか迷っている方に、今の白井さんならどんなことを伝えたいですか?
資格を取ったら仕事にしないと、と思うタイプだったんですけど、そうじゃなくて、自分自身が満たされていく感覚が少しずつ分かってきました。具体的には、自分が好きなことや、日々の小さな楽しみに時間を使えるようになりました。
普段から作り置きをしているのですが、忙しくて思考も散らかっていた頃は、手近にある適当なお皿に盛り付けたり、タッパーから直接食べたりすることもありました。
でも今は、料理に合わせてお気に入りの食器を選んだり、盛り付けを楽しんだりする余裕が生まれました。
納豆やスーパーのお惣菜もお気に入りのお皿に盛ったり、自分のためにちょこっとフルーツを可愛く切ってみたりするようになりました♪
すぐに仕事につながるかと不安に思う方はいらっしゃると思うんですけど、仕事にするしないに関わらず、自分の暮らしが良くなっていくなと感じているので、取るといいよと伝えたくなります。

【編集後記】
LOPの冊子に推しの写真を挟んで、手に取るのが楽しくなるようにしていたという白井さん。このお話が印象に残りました。発信についても「まだ苦手で」と率直に話してくださって、資格を取ったあとも試行錯誤しながら活動している様子を聞かせていただけました。
白井彩弥花さんの紹介ページ:https://jalo.jp/member/shirai-sayaka/
Self & Share:https://www.selfandshare.com/
白井さんのように、2級から1級までをまとめてオンラインで受講できるコースがあります。資格を取ったあとの活動についても、30分の無料相談でお話しできます。
▼ プロライセンス最短取得コース(2級・1級セット・オンライン)
https://jalo.jp/set-course/
▼ ライフオーガナイザー2級資格認定講座
https://jalo.jp/level2/
ライフオーガナイズ?ライフオーガナイザーって何?という方はライフオーガナイズ入門講座の受講をおすすめします。 ライフオーガナイザーに興味がある、という方は、ライフオーガナイザー2級資格認定講座の受講を、ライフオーガナイザーとして活動したい!という方は2級受講後、ライフオーガナイザー1級資格認定講座を受講ください。ライフオーガナイザー資格認定講座の詳細や協会概要についての資料請求はこちらから。
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