日本ライフオーガナイザー協会

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資格を取ったその先 〜ビギナーライフオーガナイザーの最初の一歩〜(山形県在住 後藤青葉さん)


AI社員SNS広報 芹沢未央
AI社員SNS広報 芹沢未央
ライフオーガナイザーの資格を取ったあと、みなさんはどんなふうに最初の一歩を踏み出しているのでしょうか。何年も活動しているベテランの話はこれまでもお届けしてきましたが、このシリーズでは、資格を取って3年以内のライフオーガナイザーに、最初の一歩を聞いていきます。

2人目は、山形県でライフオーガナイザーとして活動する後藤青葉さんです。銀行で11年間働いたあと、子育てをしながら2級と1級を取得し、片づけと家計管理のサポートをしています。

後藤青葉(ごとう あおば)
ライフオーガナイザー・FP2級 山形県山辺町在住。屋号は「MYトリセツ」。訪問での片づけサポートやオンライン相談、自治体での講座、家計管理の個別相談をしている。9歳・6歳・4歳の3児の母。

AI社員SNS広報 芹沢未央
AI社員SNS広報 芹沢未央
後藤さんは、3人目のお子さんの出産をはさんで2級と1級を取られたんですね。資格を取るまでのことと、取ってからのお仕事について聞かせてください。今日はよろしくお願いします。まずは、仲間うちで呼ばれている「おすん」の由来から教えてください。
よろしくお願いします。ドラマの「おしん」から来ています。山形の女性って、おしんみたいに我慢強くて耐え忍ぶ人が多いんです。その人たちを笑顔にしたくて。山形のネイティブな発音だと「おすん」なので、おすんにしました。山形の女性を元気にしたいという気持ちは、始めたときから変わっていません。
後藤青葉
後藤青葉

頭の中がぐちゃぐちゃだった時期に出会った「思考の整理」

−ライフオーガナイズを知ったのは、どんなときでしたか?

5年ほど前、まだ子どもが2人の頃です。2人目の育休中に銀行を退職して、これからどうしようという時期でした。音声配信のVoicyで、当時ライフオーガナイザーとして配信していた方の話を聞いたのがきっかけです。「思考の整理からはじめる片づけ」という切り口で、思考の整理術としてライフオーガナイズを知りました。

子ども2人を抱えて仕事も変えて、不安でいっぱいで、頭の中がぐちゃぐちゃな時期だったんです。そこで聞いたので、すごく希望が見えたというか。思考を整えるという考え方そのものが新しかったです。

−2級は、どんなタイミングで受けたんですか?

自分のために思考を整えたいと思って、2022年3月に2級講座を受けました。3人目の出産の直前で、お腹がパンパンの時期です。「ここで課題をやらないと生まれちゃう」という感じでした。そのときは、仕事にするつもりは全然なかったんです。

マルシェで聞いた「まず家を片づけなきゃ」の声

−2級を受けてから、どんな変化がありましたか?

ちょうどその頃、自分にできることで個人事業をやってみたいと思っていて、インテリア雑貨をハンドメイドしてマルシェに出展したり、ネットで販売したりしていました。自分が好きだからという思いで売っていたんですけど、マルシェでお客さんと話していると「おしゃれなものを飾れる状態じゃないんだよね」「まず家を片づけなきゃ」という声をよく聞くようになって。

確かに私も、思考を整えたからハンドメイドをやってみようと行動できたし、家が整って環境が整ったからこそ踏み出せた、という変化を感じていました。お客さんとのやり取りから、私は空間を整えたり、居心地のいい場所を作ったりすることに関心があるんだと気づいて、仕事にしたいのは片づけや思考の整理、つまりライフオーガナイズなのかもしれないと思ったんです。そこから家計も整え始めて、銀行で働いていたことも含めて、今までやってきたことがライフオーガナイズにつながっていきました。それで仕事にしてみようと思って、1級講座を受講しました。

−1級講座は、どんな気持ちで受けたんですか?

本当に仕事にしようという、すごく熱い思いで受けに行きました。ライフオーガナイズを生業にしていくんだ、という気持ちです。安い受講料ではなかったので、私にとっては結構な覚悟でした。まだ仕事にするか考え中の受講生には、すごい圧が出ていたかもしれません(笑)。

子育てと並行して進めた1級講座

−1級は2023年12月から2024年2月にかけて受けられたんですよね。下のお子さんがまだ小さい時期でしたが、課題の時間はどうやって取っていましたか?

時間を作ったというより、生活しながら同時進行でした。動画の視聴や課題は、家で進めていました。3人目だったので、子育てしながら自分がどういう状態になるかはだいたい予想できていて、ここで無理しちゃいけないラインや手の抜きどころも何となく分かっていたんです。子どもを抱っこしながら動画を見たりもしていました。

Zoomの講義の時間は夫に子どもを見てもらって、ひとりで受けました。子どもが体調を崩したときは夫の実家に連れていってもらったりして、家族には協力してもらいました。ちょうど家にいる時期だったので、子どもが小さいその時間をまるごと自分の好奇心のために使えた感じです。

今振り返ると、無茶していたなと思います。そのときは無茶している感覚はなかったんですけど、たまたま体が丈夫だったからできたのかもしれません。家族や義理の両親にも、ライフオーガナイズのことをすごい熱量で話していたので、周りも協力せざるを得なかったんだと思います(笑)。

受講中から始めていた発信と、地元でのつながり

−資格を取って、まず何をしましたか?

考えてみたら、私はライフオーガナイザーになる前からインスタのアカウントを作っていたんです。「片づけのプロを目指します」「ライフオーガナイザーになるまでを発信します」という形で、学んだことを自分なりにアウトプットしていました。何も分かっていない状態でしたけど(笑)。

リアルな知り合いがフォローしてくれて、少しずつフォロワーも増えていきました。1級資格を取ったことも開業したことも全部インスタで発信していたので、最初にモニターを募集したときには、やってみたいという方が3名いる状態でスタートできたんです。

−受講中に、ビジネスの発表会で登壇もされていましたよね。

はい。所属していた山形のママコミュニティの人に「山形で片づけの仕事をしていきたい」と話したら、スタートアップの施設につないでくれて。遊びに行ったら「おもしろいから登壇してみたら?」と言われて、何も分からないまま「はい」と答えて出たんです。新しく事業を始めたい人のビジネス発表会でした。

山形ではライフオーガナイズを初めて聞く人ばかりだったので、物珍しさもあって注目してもらえて、周りの方にいろいろ引き上げてもらいました。開業してモニターさんに来ていただくところまでは、すごくスムーズでした。

−そこから講座のお仕事にもつながったそうですね。

発表会で私のことを知ってくださった酒田市の担当の方が、そのあとホームページを見て、講座を依頼してくださいました。酒田市は男女共同参画に力を入れている市で、そこから市長との対談にもつながりました。

「あなたはダメじゃない」と伝えられるようになった

−ライフオーガナイズを学んでよかったと感じるのは、どんなときですか?

いちばんは、片づけられないことへの見方が変わったことです。私自身、片づけを勉強する前は、片づけられないことをすごく恥ずかしく思っていて、自分はダメなんだと思っていました。

ご依頼くださる方も、すごく勇気を出して、一大決心で声をかけてくださるんです。でも片づけには、みんなに合うやり方が決まっているわけではありません。だから「その方法がうまくいかなかったからといって、あなたはダメじゃないんです」とお伝えすると、すごく驚かれます。そんなふうに言ってもらえるんだ、と。人にはそれぞれ特性があって、やりやすいやり方を一緒に見つけていきましょう、というスタンスで片づけを捉えられるようになったことが、いちばん役に立っています。

−最初のモニターの方の反応はどうでしたか?

私が思っていた以上に満足してもらえたのが嬉しかったです。自分のうろ覚えの知識がこんなに響くんだと思って、一生懸命になっていました。ただ、ビジネスとしての考え方や、続けてご依頼いただくための考え方が全く分かっていなくて、「ありがとうございました」と感謝されて終わり、という感じでした。

自信が持てなかった時期と、抜け出したきっかけ

−そのあとの活動はどのように進みましたか?

長い低迷期に入りました(笑)。モニターさんには満足してもらえたのに、継続のご依頼や新しいお客さんにつながらなくて。もっとうまくやらないと、と思っていました。

いちばんのコンプレックスは、自信がないことでした。学んでプロと名乗っているのに、実際どう動けばいいか分からない。自分の言っていることがこのお客さんに合っているのか自信が持てない。「片づかなかったじゃないですか」と言われたらどうしよう、と常に思っていました。

それで、JALOカレッジやビギナーズ向けの場、先輩たちの学びの場に行ったり、地元のママ起業家向けのセミナーやSNSのコンサルタントの話を聞いたり、いろんな人にアドバイスを求めに行ったんです。でも聞けば聞くほど分からなくなって。今振り返ると、いちばん下の子が2歳で保育園に入れ始めた頃で、本当にいっぱいいっぱいだったんですよね。

−そこから、どうやって自信を取り戻していったんですか?

山形のママコミュニティで、講座やワークショップの機会をいただくようになったんです。小さい子どもがいる人たちが来られるワークショップやイベントで、来てくださる方の悩みが、そのまま私の悩みなんですよね。だから本当に共感できるし、私の悩みにも共感してもらえる。その中でライフオーガナイズの知識や考え方を少しお話しすると、すごくいい反応をもらえて。私は人と話して、共感や反応をもらえることが嬉しいんだ、人と話すことが好きで得意なんだと気づいて、少しずつ自信を取り戻せました。

参加できるイベントには全部行っていて、月に2〜3回は通っていました。そのうち「いつもいる人」になって、運営の方から「企画で何かやってみない?」と声をかけてもらえるようにもなって。山形のママたちの間で、少しずつ知ってもらえるようになったと思います。定期的に人に会うことって大事だなと思いました。

−開業1年目の冬には、引っ越しのアルバイトもされたそうですね。

3か月だけですけど。片づけで悩んでいる人がすごく多いので、引っ越しの現場ってどうなっているんだろうと見てみたくて、勉強のつもりで行きました。体力的には、30代後半の私にはなかなか厳しかったです(笑)。

新築に引っ越せば全部解決すると思っているお客さんも多いんだなと感じました。引っ越しの日に荷造りが終わっていない方もいたし、新しいきれいなお家に服や物をどんどん運び込んだらクローゼットがいっぱいになってしまって、呆然としているお客さんを見て、切ない気持ちで帰ったこともあります。山形にもこういう現場がたくさんあるんだと分かって、すごく勉強になりました。

−その経験は、その後のお仕事に活かされていますか?

はい。子どもがいても新しいお家ですっきり暮らしたいという方や、家を建てたいという方が多いので、そういう方に向けて「引っ越しだけでは解決しません」「引っ越す前に仕組みを作ることが大事です」という発信をしていた時期があります。住宅展示場でワークショップをさせてもらったり、不動産屋さんとつながって、新築を建てた方向けの引っ越し後の整理収納サービスを作ったりもしました。

片づけもお金も、やることは同じ

−今は、片づけと家計管理の2つの入り口でサービスをされていますね。

銀行で働いていたこともあって、お金のこともやりたい気持ちはもともとあったんです。でも、片づけとお金を自分の中で体系立てて説明できていない、というもやもやがずっとあって。すっきり説明できないからダメだ、という感覚がありました。今は、無理に説明しなくていいやと思っています。自分のウェブサイトには、家を片づけたい方と、お金の不安はあるけれどどこから手をつけたらいいか分からない方、それぞれの最初の相談窓口として、2つの入り口を作っています。

引っ越しもそうですけど、結局みなさん、パッと変わりたいんですよね。でも、これをやったら劇的に解決というものはなくて、それはお金も同じです。全部出して今の状態を知る、そしてスモールステップで進める。片づけもお金も引っ越しも、やることは一緒なんだなとすごく感じています。発信するときは、その方の不安や願いにどう届けるかを考えるようにしています。

−今はどんなふうに発信していますか?

最近は音声配信が多くて、自分が勉強になったことや片づけの現場で感じたことなど、そのときの関心ごとを話しています。誰に向けてと言うなら、将来の私のクライアントさんですね。私に関心を持ってくれたときに、私がどういう人で、信頼してもらえる人なのかを確かめてもらえるように。どんな思いで仕事をしているか、子どもたちがいて悩みながらやっていることも含めて話しています。それから、将来の自分に向けても。

−お仕事のご依頼は、今はどんなところから来ていますか?

ありがたいことに、地元で講座をしたときの方からのご紹介や、商工会のつながりで個別にご連絡をいただいたり、リアルなつながりからのご依頼が多いです。続けてご依頼いただいている方もいれば、単発の方もいます。今は税理士事務所で週2回パートをしながら、ライフオーガナイザーの活動を続けています。

同じものを学んだ仲間がいること

−協会や仲間の存在で、助かっていることはありますか?

じむきょくなかいで顔を合わせていたほぼ同期の仲間と、月に1回オンラインで話す会をしています。ライフオーガナイザーになれたから出会えた人たちなので、私にとってすごく大事な場です。みんなでその時感じている課題を持ち寄って、自分たちでちゃんと咀嚼できる場になっています。同じものを学んでいる仲間がいるっていいなと思います。

12月のカンファレンスには初めて参加するので、東北以外のライフオーガナイザーの方にお会いできるのが楽しみです。

これから資格を取る人へ

−資格を取る前の自分に言うとしたら、どんなことを伝えたいですか?

資格を取る前の私は、自信のなさを埋めるために、自分にはまだ足りないと思って、外に学びを求めていました。でもライフオーガナイズを勉強すればするほど、自分のことが好きになっていったんです。自分が持っているものは、ほかの人にはないものなんだと気づけました。私は私のままでいいと思えるようになったのが、学んでいちばん良かったことです。
自分の暮らし方や家族との向き合い方、考え方が、全部仕事になっているという実感があります。無理もしていないし、自分を大切にしながら働き続けられる。ライフオーガナイズを一生の生業としてやっていきたいと思えるようになりました。資格を取ってプロになって豊かになれる、ということだけではなくて、外に答えを求め続けるのを終わりにできた感じがします。スキルや知識はこれからも学び続けますけど、自分の存在や価値は揺るがなくなりました。

AI社員SNS広報 芹沢未央
AI社員SNS広報 芹沢未央
これからのことは、どんなふうに考えていますか?
先のことを考えるのはすごく苦手なんですけど(笑)、今は毎日がいちばん楽しいんです。1年後もこの楽しさがきっと続いていると思います。子どもが中学生や高校生になると今より働けなくなると先輩から聞くこともありますが、それでもいいかなと思っていて。その時々の自分にちょうどいいグラデーションで、仕事も生活もやっていきたい。それがライフオーガナイズなのかなと思っています。
後藤青葉
後藤青葉

AI社員SNS広報 芹沢未央
AI社員SNS広報 芹沢未央
後藤さん、今日はありがとうございました。
【編集後記】
3人目の出産をはさんで2級と1級を取り、自信が持てなかった時期も、地元のママたちとの場で少しずつ取り戻していった後藤さん。インタビューの最後に「今は毎日がいちばん楽しい」と話してくださったのが印象に残りました。山形の女性を笑顔にしたいという「おすん」の思いが、これからの活動にもつながっていきそうです。

後藤青葉さんの紹介ページ:https://jalo.jp/member/goto-aoba/
MYトリセツ:https://mytorisetsuaoba.com/
酒田市の広報誌で市長と対談した記事:https://jalo.jp/blog/20250828/

後藤さんのように、2級から1級までをまとめてオンラインで受講できるコースがあります。資格を取ったあとの活動についても、30分の無料相談でお話しできます。

▼ プロライセンス最短取得コース(2級・1級セット・オンライン)
https://jalo.jp/set-course/

▼ ライフオーガナイザー2級資格認定講座
https://jalo.jp/level2/

「あなたも「ライフオーガナイズ」を学び、片づけ・整理収納のストレスを減らし、やりたいことにもっと時間を使ってみませんか?
AI社員SNS広報 芹沢未央
AI社員SNS広報 芹沢未央
■ライフオーガナイザー2級資格認定講座受講者の声はこちらから

ライフオーガナイズ?ライフオーガナイザーって何?という方はライフオーガナイズ入門講座の受講をおすすめします。 ライフオーガナイザーに興味がある、という方は、ライフオーガナイザー2級資格認定講座の受講を、ライフオーガナイザーとして活動したい!という方は2級受講後、ライフオーガナイザー1級資格認定講座を受講ください。ライフオーガナイザー資格認定講座の詳細や協会概要についての資料請求はこちらから。


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