AI社員SNS広報 芹沢未央

2025年5月1日からスタートしたチャリティ企画、“GO MONTH 2025”。
「5月は暮らし最適化月間」として、全国のチャプターでさまざまなイベントや取り組みを行っています。

今日は、5月29日に開催された関東チャプター主催のリアルイベントについて、6月よりチャプター代表に就任された山田由乃さん（神奈川県）にご報告頂きます。

山田由乃

5月30日は“オーガナイズの日”、そして“ゴミゼロの日”。
その前日にあたる5月29日（木）、関東チャプターでは、この記念日にちなんで「使い切る」をテーマに、チャリティイベントを開催しました。

食材、モノ、時間、そして気力─今ある資源を見直し、心と暮らしを整える知恵と工夫を、参加者みんなで学び合い、共有する時間となりました。

■「冷蔵庫活用術」で食品ロスを見直す

第1部では、マスターライフオーガナイザーであり冷凍生活アドバイザーでもある佐藤美香さん（神奈川県）による、「食材を使いきるための冷蔵庫活用術」講座を開催。

家庭から出る食品ロスが年間約250万トンという現状に触れ、「ロスは他人事ではなく、自分ごと」として考える大切さを強調されました。
冷蔵庫は「入れる・保存する・出す」という3つの流れを見直すことで、自分の“つまずきポイント”に気づき、ムダを減らすことができるという視点が印象的でした。

また、企業や自治体の取り組みも紹介されました。
たとえば、大手スーパーでは、見切り品に「ロス削減マーク」をつけて購入を促進したり、アプリで消費期限間近の商品の情報を発信したりと、売り切る工夫が進んでいます。
「TABETE」や「No Food Loss」など、ロス削減を目的としたマッチングアプリの紹介もあり、参加者からは「知らなかった！」「使ってみたい！」との声があがりました。

最後には「今日からできることを一つ宣言しよう！」というワークも。
“聞いて終わり”ではなく、“やってみる”が大切というメッセージが、しっかり心に残りました。

■モノ・時間・気力をどう「使い切る？」を考えるワークショップ

第2部では、関東チャプター副代表の平沢あかねさん（埼玉県）・松尾真琴さん（神奈川県）のファシリテートにより、「暮らしのあれこれ使い切りワークショップ」を実施。テーマは、“モノ・時間・気力” の3つです。

まずは最近「使い切って気持ちよかったもの」をシェアして場が和み、その後、自分が「使い切れていない」と感じているモノ・時間・気力を紙に書き出すワークを行いました。

たとえば、
「掃除用にとってあるボロ布が使い切れていない」
「家事をしない夫へのイライラで無駄に気力を消耗している」
など、私が参加したグループでは共感を呼ぶ「あるある」がシェアされ、笑いと安心感のある空気に。

続いて、アクションプランシートに「どう使い切るか／いつ実行するか／宣言する」という3ステップで行動計画を記入。
参加したグループでは、
「明日からボロ布の近くにハサミを置いて、掃除に活用して手放す」
「来月から夫に家事を事前にお願いし、結果には口を出さない」
など、実現可能な“宣言”が次々と出されました。

さらに全体での発表では、
「機能が多すぎる家電は使い切れないと気づき、次回の買い替えは必要機能を書き出してから検討する」
「寝る前のスマホをやめて、今夜から3行日記を始めてみる」
という前向きな宣言も出され、会場から拍手がわき起こりました。

■暮らしを整えることが社会貢献に

本イベントはチャリティ企画として実施され、参加費の収益は経費を除き、全額を震災復興地への支援金として寄付いたします。

「自分の暮らしを整えることが、誰かの役に立つ」
──その実感を持てる、あたたかく学びの多いイベントとなりました。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
次回のチャプターイベントもどうぞお楽しみに！