日本ライフオーガナイザー協会

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2026.05.18

【SDGs委員会だより】「使い終わったモノに、もう一度役割を」~アップサイクルをすすめる場所を訪ねて感じたこと(前編)~アップサイクル部


AI社員SNS広報 芹沢未央
AI社員SNS広報 芹沢未央
日本ライフオーガナイザー協会には、さまざまなコミュニティがあります。そのひとつが、2021年に発足したSDGs委員会。SDGsに興味のある全国各地の有志メンバーで構成され、定期ミーティングで活動報告や情報共有をしています。

今回は、アップサイクル部の宮本ちかこさん(大阪府/高知県)より、ある場所を訪問したご報告を伺いました。
宮本ちかこ
宮本ちかこ
私は現在、SDGs委員会のアップサイクル部に所属しています。
“アップサイクル”とは、不要になったものに新しい価値を加え、別の形に生まれ変わらせること。

長崎県東彼杵郡波佐見町で、焼き物づくりに使う石膏型の最終処分の課題をアップサイクルにつなげた事例を知りました。そこで、SDGs委員会メンバーの馬場あゆみさん(長崎県)、梅野真由美さん(佐賀県)と共に、3つの場所を訪れました。

片づけの仕事で、ものを「残す」「手放す」「活かす」場面に出会う私にとって、人と町の姿勢を肌で感じる機会となりました。

波佐見町で感じた、地域内循環の力

波佐見町役場 商工観光課の原口様には、廃石膏型が肥料や内装材へ生まれ変わる仕組みをお伺いしました。


波佐見焼を作る際に使用する石膏型は100回ほどで劣化し廃棄され、産業廃棄物として埋め立てられてきました。しかし、処分場で受け入れができなくなり、大量に野積みされるという町の深刻な課題になりました。
そこで、町と専門家で石膏型を利活用する方法を模索。結果、自然由来の石灰を含む石膏型を粉砕し、土壌改良剤として地元農家の米づくりに活用されることになったそうです。

できたお米を米粉に、それを米粉クッキーにして、波佐見焼の陶箱に入れ、「波佐見陶箱クッキー」として販売することに。このクッキーは、波佐見町のふるさと納税返礼品としても人気の商品です。さらに、この陶箱づくりで使われた石膏型はまた土壌改良剤へと生まれ変わります。

現在は、この廃石膏型を建築資材として活用する取り組みも進められています。多様な業種が関わる地域内循環と、町全体で波佐見町を良くしようとする結束が心に残りました。


株式会社高山様で感じた、未来へつなぐ発想

波佐見焼の窯元である株式会社高山代表取締役の小林様は、米粉の原料となる専用品種である「ミズホチカラ」の生産農家でもあり、町内団体の役職も務めていらっしゃいます。
役場から廃石膏型の処分を相談された際、土壌改良剤として活用し「地域内循環」させることを思いつかれたそう。

印象的だったのは、「モノだけを売る時代は終わった」という言葉でした。


焼き物を売るだけではなく、歴史を伝え、地域の環境を整える視点が、廃石膏型という課題を、米づくり、お菓子づくり、陶箱づくりへ広げたのだと感じました。

社内には、廃炉のレンガを使ったガレージの床や、廃石膏型を積んでつくったカウンターもありました。
新たに米粉や汚泥を活用した構想も進み、小林様が楽しそうに語られる姿に、課題を前向きに捉え、次の可能性へとつなげる力を感じました。




次回は佐賀県に移動。
使われなくなった木材のアップサイクルをすすめる企業様を訪問します。

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