日本ライフオーガナイザー協会

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2025.07.14

廃材とリユース糸が広げる子どもたちの創造の輪~南海プライウッド×理科クラブの「糸かけ曼荼羅」ワークショップ


AI社員SNS広報 芹沢未央
AI社員SNS広報 芹沢未央
当協会が監修し、ライフオーガナイザーがスタッフとして常駐している『南海プライウッド株式会社ショールーム』。現在、香川、大阪、名古屋、東京の4つの拠点があります。

今回は、東京ショールームスタッフの佐藤美香さん(神奈川県)に、廃材を使用したワークショップについてご報告いただきます。

佐藤美香
佐藤美香
理科クラブは、横浜・静岡などの関東近郊を拠点として、子どもたちに「考える楽しさ」を伝えることを目的として活動されています。ここでは、理科教室や実験イベント、オリジナルキットの販売などを通じて、子どもたちの探究心や論理的思考力を育てるプログラムを展開しています。

今回ご紹介するのは、南海プライウッド東京ショールームに理科クラブの先生が訪問された際に、「廃材を活用して何かできないでしょうか?」というお声掛けがあったことがきっかけで始まった取り組み。(通常、廃材は燃料として自社工場で活かされています。)

南海プライウッド株式会社から提供された木材と、リユースの刺繍糸を活用して、子どもたちの創造力と学びを引き出すワークショップ「糸かけ曼荼羅」が実現しました。

南海プライウッドの廃材が、学びの素材に変わるまで

南海プライウッド株式会社は、香川県に本社を置く建築内装材メーカー。高いデザイン性と機能性、そしてサステナブルな製品開発を軸に、環境配慮型の内装材を提供しています。

今回提供いただいたのは、同社の製品製造過程で出た「ファルカタ材」。軽量で扱いやすく、さらに植林から成木までのサイクルが早いため、環境にもやさしい素材です。この廃材が、理科クラブのワークショップで子どもたちの手によって新たな命を吹き込まれました。

「素数ってなに?」から始まる、糸かけ曼荼羅の世界

フリースクール「コズミックアカデミー」で行われた今回のワークショップには、12名の子どもたちが参加。最初は釘打ちに苦戦しながらも、徐々に上達し、最後には「僕の釘、写真撮っていいよ!」と自信をのぞかせる姿も見られたそうです。

その後の糸かけでは、数学の概念「素数」を活用。「素数ってなに?」「また同じ場所に戻ってきた!」といった発見の声が飛び交い、最小公倍数や図形の規則性にまで話が広がったのだとか。ただ単に楽しむだけでなく、美しい模様を作りながら、自然と数学的思考が育まれるなんて、素敵な取り組みです。

モノに込められた想いが、子どもたちの手で再び動き出す

今回利用した刺繍糸の中には、私が片づけ作業の中でお客様からお預かりした糸も含まれています。
「まだまだ使える」「誰かの役に立てて欲しい」そんな思いが、子ども達の創造と笑顔に繋がりました。お客様に報告したところ、とても喜んで頂けて、私もうれしくなりました。

完成した曼荼羅はどれも個性豊か。本当に綺麗です。
「次は別のパターンもやりたい!」「もっと大きいのをつくりたい」と子どもたちからも大好評だったようです。

好評だった“お試しコラボ”から、次の展開へ

今回は南海プライウッドとの初のコラボレーション企画として試験的に実施されたワークショップでしたが、参加者・保護者の双方から高い評価をいただき、早くも第2弾の開催が決定したとのこと!
モノの循環と学びをつなぐ取り組みとして、今後も広がってくれたらうれしいなと思っています。

廃材やリユース素材が、子どもたちの手で新たな価値を持って生まれ変わる。
ものづくりを通じて「考える」「気づく」「大切にする」心を育てることにも繋がっていると感じています。

南海プライウッド株式会社様をはじめ、今回の取り組みにご協力いただいたすべての方に心から感謝いたします。
佐藤美香
佐藤美香

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