日本ライフオーガナイザー協会

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家事代行サービスでも利用率はわずか7%です(数字は諸説あり)


2019

代表理事 髙原真由美
代表理事 髙原真由美
先日のブログ記事「日本における片づけ整理収納の仕事の誕生、その経緯と現状」で、片づけ整理収納関連の資格を持っている人は非常に増えたが、まだまだ一般の人が気軽に利用するサービスにはなっておらず、経済的に自立できている人はごく少数ということをご紹介しました。
同業者や同じ資格を持っている人ばかりで集っていると錯覚しがちですが、片づけ整理収納の仕事はまだまだ一般的には認知されていない仕事である、ということを忘れてはなりません。

まずはこういう仕事があるということ、ライフオーガナイザーと類似資格を持つプロとの違い、その上で自分が提供できるサービスはどのようなもので、どんな価値があるのか、そして金額はいくらなのか、を説明することは必須です。

なぜなら、家事代行サービスですらその利用率はわずか7%なんですよ?この数字は、2018年10月に3,871人を対象に実施された調査をもとにご紹介しているものですが、もっと新しいこちらでは利用している、という方はわずか1.8%というデータも。(経済産業省 商務・サービスグループ サービス政策課 令和6年5月「家事支援サービスの活用にかかる取組について」資料P4)


ただ「母親の家事代行サービス利用経験者」は18.4%という直近の数字(2024年8月)もあるため、どういった属性の方を対象に何人への調査なのかによりその数字はかなり幅があります。上記データでは、サービス自体を知らなかったという人が20%近くいることが、個人的には衝撃的でした。

日本では
1980年代に誕生し、今や大手企業も多数参入している家事代行のサービスですら、約2割の人は存在自体を知らず、利用者もそう多くはないのが現状なのです。

ちなみに家事代行やハウスクリーニングのサービスとは別の仕事として、片づけ整理収納支援サービスの認知度と利用率を調査した結果がこちら。2022年に日本片づけ整理収納協議会としてリサーチした結果です。(株式会社ネオマーケティング調べ)このデータでは利用率は4.1%、サービス自体を知らないという人が約7割という調査結果となりました。はい、やはり全然知られていないし、利用者も少ないことがわかります。

でも2016年3月に当協会が片づけが苦手な男女20〜60代1,000人を対象にした調査では、利用率は0.2%という結果だったのです。(株式会社ネオマーケティング調べ)

ということは、少なくとも利用者自体は増えていると断言できますよね。ちなみにこのときの認知度調査結果は54%が知らなかったの回答でした。

知らないものは興味を持つことも利用することもできませんから、まずは知ってもらうことの重要性に気づいていただけたかと思います。またこれからの仕事であることも、おわかりいただけたのではないでしょうか。

情報発信の際やブランディング、マーケティングにおいて、すでに成熟している業界(ファッション、料理、美容、教育系他)のサービスとは異なる部分も多いので注意が必要です。誰もが知っている業種やサービスでは効果的な手法も、私たちの業界では逆効果になる、なんてこともあります。

散らかり混乱した住まいを人に見られてしまうという心理的なハードルはチョモランマで、信頼できる人以外は侵入(笑)不可がスタンダード。ですから小手先の集客テクニックなんかより、まずは知ってもらい信頼してもらうための土台づくりのほうが何千倍も大事です。
当協会では資格取得後のサポートでこの点もフォローしています。ぜひ活用してくださいね。
代表理事 髙原真由美
代表理事 髙原真由美

ライフオーガナイズ?ライフオーガナイザーって何?という方はライフオーガナイズ入門講座の受講をおすすめします。 ライフオーガナイザーに興味がある、という方は、ライフオーガナイザー2級資格認定講座の受講を、ライフオーガナイザーとして活動したい!という方は2級受講後、ライフオーガナイザー1級資格認定講座を受講ください。ライフオーガナイザー資格認定講座の詳細や協会概要についての資料請求はこちらから。


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