南海プライウッド大阪ショールームスタッフ・チーフの田宮絵理です。この度ショールーム勤務をきっかけとして株式会社カントウ流通 さまから、会社に備える防災備蓄の監修・設営業務をご依頼いただきました。先日無事完了いたしましたので事例としてご紹介いたします。

田宮絵理

日本ライフオーガナイザー協会が監修している南海プライウッド大阪ショールームでは、2022年7月より私たちライフオーガナイザーが常駐し、片づけ収納のストレスを軽減させる家づくりのサポートをしています。そこにご来場いただいたのが、カントウ流通 代表取締役の山田様でした。

新社屋で使用する収納建材を見に来られたのですが、吉本とも子理事がプランニングされたショールームの防災コーナーをご覧になられて「棚を買うところから、配置、防災グッズのセッティングまでお願いできる人を探していたんです！」と嬉しいご依頼を頂戴することに！
ちなみに、ショールームに来られて初めてライフオーガナイザーの存在を知られたそうです。（協会認定講師としてもっと広めていかないと…。）

なぜ会社で防災備蓄なのか？を詳しくお伺いすると・・・
各自の自宅で防災備蓄を促してもなかなか難しいらしく、だったら会社が社員のために備えよう！と決められたそう。さらに素敵な新社屋にあわせて見た目にもこだわった、一見防災備蓄と見えないような防災備蓄庫にしたいとのご要望でした。

「見た目にもこだわった防災備蓄」ということで、全てのグッズをひとつひとつ慎重にセレクト。設置する棚と備蓄品他各種のグッズ選定にかかった期間は丸二ヶ月！棚は造り付けにするか置き家具にするか悩まれていましたので、パースも描いてご提案。グッズは機能・色・形、全てテーマにあわせて使用するイメージも共有しながら進めました。レジデンシャルオーガナイザー資格取得で勉強したことが早速役立ち嬉しかったです。

選定作業でご協力いただいたのは防災士資格を持つ日名由香さんと後北静華さん。後北さんは設営作業にも参加してくれました。

最終的に、1,200点になった防災グッズ。小山内亮子さん、さいきかよこさんにもアシスタントに入ってもらい4人で1日かけて設営しました。

今回、特にこだわってご提案したのが「0次防災ポーチ」です。

会社に備蓄するだけでなく、普段トラックで様々な場所に移動している社員の方だからこそ持ち歩いていただきたいとお伝えし採用いただきました。こちらも倉庫に備蓄しています。

そしてヒアリング後のプレゼンでご提案したフォーマットを山田様が気に入ってくださったので、急遽こちらのコンセプトシートも作成することに。（特別に片面だけ公開します！）新しく入社された方でも、これを見れば説明なしで理解いただけるのではと思います。

ご要望をしっかりヒアリングさせていただいたおかげで、最終のご説明の時には「すごい！こんなに統一された防災グッズ見たことない」「パッと見ただけでは防災グッズに見えない」「細部まで気遣いがされている」とお喜びいただけた様子でほっと一安心。

ご依頼いただいた当初は、自分ひとりでは完了できないボリュームだし、どうしたものかと悩みました。でも自分に足りないところは仲間に頼る！とチームで手掛けることを決めたことで、スムーズに進めることができました。
お客様だけでなく、ご協力いただいた皆様にとても感謝しています。ありがとうございました。

収納建材メーカー南海プライウッドショールームは大阪だけではなく、名古屋・東京、そして本社のある香川の４箇所にあり、いずれもライフオーガナイザースタッフが収納プランニングのサポートをしています。
新築・リフォーム・リノベの際には間取りを決める前に来場ください。必ずお役に立てると思います。
またこの記事で紹介したような防災備蓄収納についてのご相談も大歓迎！ぜひショールームに足を運んでくださいね。

田宮絵理