日本ライフオーガナイザー協会

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「不自由な脳になってわかった片づけ後に動けなくなる理由 〜LOが知っておきたいクライアントの体調の変化」〜JALOカレッジ7月講座開催しました


代表理事 髙原真由美
代表理事 髙原真由美
今年1月に開講した協会会員向けオンラインスキルアッププログラム「JALOカレッジ」7月講座開催されました。

不自由な脳になってわかった片づけ後に動けなくなる理由 〜LOが知っておきたいクライアントの体調の変化というタイトルで、現場作業をテーマとしたプログラム、昨年のJALO2021カンファレンスで、「不自由な脳になってわかった片づけ「られない」のリアル」というプログラムを担当いただいた文筆家の鈴木大介氏に再び登壇いただきました。

当協会の特徴と強みとして、他の類似団体と大きく異なる点としてグローバルなプロのネットワークによる専門的なプログラムを提供していることが挙げられます。

片づけと発達障がいの関連性があまり知られていなかった協会設立当初から、ADHD(注意欠如・多動症)・自閉スペクトラム症・ホーディングと呼ばれる溜め込み癖・脳の機能障がい等を一因として慢性的に片づけられず日常生活に支障をきたしている状態(Chronic Disorganization=CD状態)の方のサポートに必要となる専門的な知識と技術を継続的に学ぶプログラムを提供しています。

ライフオーガナイザーがCD状態のクライアントと接する中で、作業当日はスムーズに作業が進んだように感じていても、実はその後数日間、疲れで何もできなかったという方、そして分類作業をしているうちに頭痛がしてきた、目の力がぼんやりしてきて集中できない様子が手に取るようにわかる方と出会うことがあり、それは易疲労(いひろう)によるものであることがわかりました。

今回のプログラムでは、この易疲労に関しての知識を得ることで作業の進め方やプランニングに活かすことを目指した内容としてご用意しました。

易疲労性とは?

「通常より疲れやすい体質のことである。(easy fatigability)。
身体をあまり使っていないのに疲れを感じるもので、少し歩いただけでも疲れたり、いつもの仕事や作業を続けるのが困難になったりする。

一般的には、仕事や生活における肉体的・精神的負担などで起こる。
しかし、休息をとったり、生活習慣を見直したりして改善を図っても、この体質が継続する場合は、悪性腫瘍や呼吸器疾患、心疾患、神経疾患などの深刻な疾患が隠されていることもある。疲れの感じ方や認識には個人差があるため、注意深く診察することが大事である。」

出典:看護学生&若手看護師向けメディア「看護roo!」用語辞典

講師の鈴木大介さんは、元々は片づけが難なくできていた方ですが、病気をきっかけに脳の高次脳機能部分に障害を抱えることになり片づけの困難さを実感。また発達障害を抱え、もともと片づけられないという奥様のエピソードもご紹介いただきながら、「片づけない」ではなく片づけ「られない」を体感し、それをわかりやすく言語化し詳しく、そしてユーモアも交えながらレクチャーいただきました。
CD状態の方を対象としてサービスを提供するかしないかに関わらず、この易疲労を抱えた方と現場でお会いする可能性はあり、知っているのと知らないのとでは、プランニングや作業の進め方に大きく影響します。

CLOプログラムでは他にも専門的な知識を習得できるプログラムが満載です。難しそうと苦手意識を持たず、積極的に学んでいただきたいと思います。

代表理事 髙原真由美
代表理事 髙原真由美


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