ライフオーガナイザー®︎の講師業としての活動は、具体的には以下が挙げられます。

また、企業・自治体・学校・各種団体などから、講師の依頼をいただく機会もあります。「片づけ整理収納」は幅広い世代にとって関心の高いテーマであり、多くの方に役立つ内容です。

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新潟市発達障がい支援センター「JOIN」様から協会宛にお問い合わせを頂戴し、講師をご紹介させていただきました。担当いただいた東京都在住のCLOプログラムディレクター吉村あきこさんにお話を伺いました。

協会を通じて、セミナー講師の打診を受けたのは、2025年6月上旬。
セミナー当日までの5ヶ月間は、担当者様と一度オンライン会議にてお打ち合わせ、その後はメールでのやり取りを中心に打合せを行いました。10月にお申し込み受付がスタートしてからは、申込者からの事前の質問をこまめに送っていただきました。また、セミナーの数日前は、当日の流れについて打ち合わせをさせていただきました。

セミナー内容決定までの流れ

セミナーの内容については、先方から「”発達障がい×片づけ”というテーマでご講演を」とご依頼いただき、当事者の方、ご家族の方に役立つような内容をお願いしますとのことでした。

JOIN様に相談に来られている方のお声を伺いたいと思い、担当の方とオンラインの打ち合わせを行いました。そこで年齢層やご相談の内容や様子を伺った上で「発達特性を知って始める！ ひとりひとりにあった環境づくり」というタイトルでお話させていただくこととなりました。打ち合わせの内容をもとにチラシを作成いただきました。

お申し込みは9月からスタートし、新潟市公式LINEや市報にいがたにて告知いただきました。最終的には160名を超える当事者の方、ご家族様、小児神経科の医師や教師、保育士、児童発達支援や放課後等デイサービス、就労支援事業所の職員、新潟市職員など幅広い方々にお申し込みいただき、事前の質問もたくさんいただきました。

100名以上が参加したオンラインセミナー開催

事前にいただいたご質問には、お子様への対応や片づけを促すための声かけ、書類の整理や片づけ方や優先順位がわからないという声、片づけをしなきゃという思いはあるもののなかなか始められないといったお声が寄せられました。

片づけは、単にモノを動かす作業ではなく、非常に高度な脳の働き（実行機能）を必要とする複雑なタスクです。90分という限られた時間ではありましたが、セミナーでは、片づけを難しくさせている要因として、実行機能の弱さや感覚処理の違い、こだわりの強さや見え方の違いといった認知スタイル・行動パターンの違いをご紹介し、「怠けているわけではない」と理解することがスタートラインであるとお伝えしました。

特性によりつまずくポイントは人それぞれです。まずは自分の行動パターンを観察・記録し、「できる方法」を探すことが重要です。たくさん質問をいただいた書類整理やお子さん・家族へのサポートを通じて特性に合わせた片づけに必要な視点をお話ししました。

片づけは、自分や家族が心地よく暮らすための「土台づくり」です。 苦手なことをすべて克服しようとするのではなく、自分の特性を理解し、必要なサポートやツールを利用しながら、「自分が楽になれるライン」を見つけていくことが大切です。