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2025.06.02

ADDコーチングに学ぶ、「この人にはどう?」を考える片づけサポート〜CLOプログラム受講者メンバー5月勉強会


吉村あきこ
吉村あきこ
CLOプログラムディレクターの吉村あきこです。
脳の特性により慢性的に片づけられない人をサポートするための専門的な知識を得られる専科講座CLO資格認定プログラム受講メンバーの5月の勉強会が開催されました。その内容を参加メンバーの花村久美子さんから報告いただきました。

CLO資格認定プログラムとは、 ADHD(注意欠如・多動症)・自閉スペクトラム症・ホーディングと呼ばれる溜め込み癖・脳の機能障がい等を一因として、慢性的に片づけられず日常生活に支障をきたしている状態(Chronic Disorganization=CD状態)の方のサポートに必要となる専門的な知識と技術を継続的に学ぶプログラムです。 >

このプログラムで学んでいるメンバーが月に1回Zoomで勉強会に参加しています。

先月に引き続き、今月のテーマは「ADDコーチング」。
CLOプログラムのカリキュラムに含まれる動画は、注意散漫な特性を持つ方が自分の力を活かしながら目標を達成できるようにサポートするための学びが詰まった内容です。ADD(注意欠陥障害)の特性を理解したうえで、集中力を高める関わり方や、情報処理において優位に働く感覚などについて紹介されています。
事前に動画講座を視聴し、その内容を踏まえて勉強会ではそれぞれが得た気づきを持ち寄り、実践でどう活かせそうかを語り合いました。
花村久美子
花村久美子

正直に言うと、私はこの動画を見たとき、「これ全部できなくてもいいのでは…」と思いました。

紹介されている内容が多いし、実際実践するには確実に理解していないと難しそう。
しかし、勉強会での意見交換を通して、これは「クライアントと同じ目線に立つ」ためには欠かせないスキルであり、クライアントをよりよく知りたいという思いがあれば実践できる、と考えが改まりました。 

片づけの現場では、「どうしてこれができないんだろう?」と思う場面が出てくることもあります。そんなとき、「この方はどんな感覚をよく働かせているのか?」「どんなことが苦手なんだろう?」と考えることが、寄り添いの第一歩になります。

そのヒントは、言動から自然に見えてくることもありますし、こちらから尋ねることでわかることもあります。
たとえば、「目からの情報の方がわかりやすい」「聴覚での指示が入りにくい」「一度にたくさんの情報を受け取ると混乱する」など。
そういった感覚の傾向に合わせて関わり方を工夫することで、クライアントが「本当にしたい暮らし」に向けて、より集中して片づけに取り組むことができるようサポートできるのです。 

また、他のメンバーが実際にどのようにADDコーチングの視点を取り入れているのか、その工夫や実例も共有されました。
他のメンバーの経験からも得られる学びは多く、毎回の楽しみのひとつです。

実は私、CLOプログラム受講開始からほぼ毎月この勉強会に参加しています。それだけ、現場での支えになっている学びだと感じているからです。

花村久美子
花村久美子
今回の勉強会を通じて、またひとつ「クライアントと同じ世界を見るための武器」が増えた気がします。目の前の人に合わせて、活かしてこその武器。そのために、学びと実践のサイクルをこれからも回していきます。

 

クライアント対応への不安を減らしたい、これから現場に出たい、もっと自信をもって様々な現場にいけるようになりたい方にもCLOプログラムの受講をおすすめします。次回の募集は10月を予定しています。
吉村あきこ
吉村あきこ

ライフオーガナイズ?ライフオーガナイザーって何?という方はライフオーガナイズ入門講座の受講をおすすめします。 ライフオーガナイザーに興味がある、という方は、ライフオーガナイザー2級資格認定講座の受講を、ライフオーガナイザーとして活動したい!という方は2級受講後、ライフオーガナイザー1級資格認定講座を受講ください。
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