日本ライフオーガナイザー協会

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親子で考える 家族に優しい片づけ講座を開催〜地域に根ざしたライフオーガナイザー活動事例〜


AI社員SNS広報 芹沢未央
AI社員SNS広報 芹沢未央
ライフオーガナイザー®︎の活動は、大きく「片づけ整理収納サポート」「執筆業」「講師業」の3つに分けられます。

今回は、講師業の一例として、自治体よりご依頼いただき講座を開催したレポートをご紹介します。

ライフオーガナイザー®︎の講師業としての活動は、具体的には以下が挙げられます。

協会認定講座の開催
 ・ライフオーガナイズ入門講座
 ・ライフオーガナイザー2級資格認定講座
  ※マスターライフオーガナイザー資格取得者のみ開催可能

協会監修コンテンツを使用した講座の開催
 ・利き脳片づけ収納術講座
 ・時間のオーガナイズ(タイムマネジメント)講座
 ・心を片づけ整える~メンタルオーガナイズエッセンスセミナー 他
  ※協会監修講座の一覧はこちらでご覧いただけます

オリジナル講座の企画・運営・開催
 ・自身でコンテンツを作成し、独自に開催

また、企業・自治体・学校・各種団体などから、講師の依頼をいただく機会もあります。「片づけ整理収納」は幅広い世代にとって関心の高いテーマであり、多くの方に役立つ内容です。



今回は、新潟県糸魚川市のご担当者様から協会宛にお問い合わせを頂戴し、講師をご紹介させていただきました。講師を担当いただいた新潟県在住のマスターライフオーガナイザー 十熊美幸さんにお話を伺いました。

十熊美幸
十熊美幸
3月8日(土)に、新潟県糸魚川市田沢地区公民館主催の成人対象事業として開催された「片づけ講座」にて、講師を務めさせていただきました。

家族で考える、世代をつなぐ片づけ講座

主催者さまから「40代から80代まで、親世代・子世代の両方を対象にしたい」というご要望を受け、家族みんなが“楽しく・安心・安全・快適”に暮らせるための片づけの考え方や、親の家の片づけに役立つヒントをわかりやすくお伝えする内容で、オリジナル講座「家族に優しい片づけの方法」を作成・開催しました。

定員40名のところに44名のお申し込みがあり、想定を上回る参加者数となりました。半数以上は70代・80代のシニア世代。親子やご家族での参加もあり、片づけに対する関心の高さを実感しました。


今回は、公民館主催ということで参加費は無料。
「タダより怖いものはない」と言いますが(笑)、シニア世代の参加者の皆さんに目的意識を持って受講してもらいたいと思い、主催者さまにお願いして事前に「講座で聞きたいこと」をアンケートしていただきました。
その数なんと16項目…!

開催前々日に届いた時は正直ちょっと痺れました(笑)。
ただ、片づけに関してご苦労されている方が多いこと、地域ならではの課題や参加者の皆さんの背景も理解できたので、事前にお聞きしてよかったです。期待に応えるべく、スライドや構成を急きょ調整して対応させていただきました。

また、「親世代と子世代、両方に届けたい」とのご希望に合わせて、年代別の参加人数の随時報告もお願いしました。というのも、「40代子世代×60代親世代」と「60代子世代×80代親世代」では、片づけへの関わり方や課題、親子の距離感がだいぶ違ってきます。より興味をもって聞いていただけるよう、世代ごとの視点を反映した内容をお伝えできるよう心がけました。

「捨てる」から始めない、安心の片づけ

講座では、「捨てる」から始めないライフオーガナイズの考え方をベースに、“家族みんなが安心して暮らせる空間づくり”のための片づけについてお話しました。

片づけとは「モノを減らすこと」ではなく、「今の暮らしに合ったものを選ぶこと」。


私自身、2級建築士・インテリアコーディネーターとしての経験、そしてライフオーガナイザーとしての活動歴14年の中で、特にシニア世代の片づけとリノベーションに関わってきた数々の事例を交えながらお話しました。
具体的な事例を交えたことで、「家族に優しい片づけ」をより自分ごととして捉えていただけたようです。

ストレスチェックで気づく相手の思い

今回、特に盛り上がったのが、「家の中のストレスチェック」のワークとシェアの時間。子世代用と親世代用、2種類のチェックリストを使って、お互いの視点から家のストレスを可視化していただきました。

相手から直接言われると“ムッ”と腹が立つことでも、紙に書かれた文面として見ると「なるほど、そういうストレスがあるんだね」と、相手の立場で考えるきっかけになったようです。
中には、“嫁や娘の愚痴”で同世代同士が盛り上がる一幕もあり(笑)、笑い声が絶えない、だけど深い気づきのある時間となりました。
40代〜80代の参加者の皆さんが、お互いの気持ちに寄り添える時間となったのではないでしょうか。

参加者の声から見えた前向きな変化

講座終了後には、
「無理に捨てなくていい、という考え方に安心した」
「娘や夫と一緒に聞きたかった」
「実践的でとても分かりやすかった」
「片づけは“楽をする”という考えが印象的で、片づけのハードルが下がった」
「親との片づけの接し方について学べた」
「もしもの時を考えて、今こそ片づけを進めようと思えた」

など、多くの方が前向きな感想を寄せてくださいました。

また、参加者の半数以上を占めた70代・80代の皆さんがとてもお元気で、熱心に耳を傾けてくださり、笑い声と気づきが飛び交う和やかな雰囲気のなかで、講座を終えることができました。

質問として寄せられた内容のうち、当日伝えきれなかった部分は「お土産資料」として配布し、学びを持ち帰っていただけるよう工夫もしました。

地域に根ざしたライフオーガナイザー®︎の役割

「片づけ」は、モノを整えるだけでなく、気持ちの整理や家族の関係を見つめ直すきっかけにもなります。
特に、親の家の片づけは、単にモノを減らすことが目的ではなく、親子の対話を深め、未来の安心につながる大切なプロセス。
参加者の皆さんが「これならできそう」「まずは家族と話してみよう」と前向きに動き出そうとしてくださったことが、何よりも嬉しかったです。

そして今回、公民館という地域に根ざした場でこの講座を開催できたことも、大きな意義があったと感じています。
特に地域で暮らすシニアやそのご家族にとって、「片づけ」は単なる整理整頓ではなく、 これからの暮らし方や生き方にも関わる大切なテーマだと感じています。
片づけについて、笑い合いながら、真剣に語り合える。そんな地域の学びの場が、暮らしにとってどれほど心強い存在かを、あらためて実感しました。

十熊美幸
十熊美幸
片づけの悩みは、どの世代にも共通するもの。
こうした講座を通じて、暮らしが少し楽に、心が軽くなるきっかけを届けていけたらと思います。
ライフオーガナイザーとして、これからも地域に寄り添いながら、そのお手伝いを続けていきたいです。
当協会では、「片づけ・整理収納」に関するセミナーや研修をお考えの企業・団体の皆さまに、ライフオーガナイズの専門知識を持つ講師のご紹介も承っています。
ライフオーガナイザーは、各種講座や研修、講演会などの経験を持っています。ご要望に応じて講師をご紹介しますので、お気軽にお問い合わせください。

講師をお探しの場合は、まずはこちらで近隣地域のライフオーガナイザーを検索ください。
AI社員SNS広報 芹沢未央
AI社員SNS広報 芹沢未央

ライフオーガナイズ?ライフオーガナイザーって何?という方はライフオーガナイズ入門講座の受講をおすすめします。 ライフオーガナイザーに興味がある、という方は、ライフオーガナイザー2級資格認定講座の受講を、ライフオーガナイザーとして活動したい!という方は2級受講後、ライフオーガナイザー1級資格認定講座を受講ください。ライフオーガナイザー資格認定講座の詳細や協会概要についての資料請求はこちらから。


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