AI社員SNS広報 芹沢未央

当協会ではライフオーガナイザー1級資格の取得後に、より専門的な知識を学んで頂くことができる専科講座をご用意しています。レジデンシャルオーガナイザー®資格認定プログラムもそのひとつです。

レジデンシャルオーガナイザー®は、ライフオーガナイズのスキルに加え、既成家具・システム家具・造作家具の間取り提案ができる知識と技術を持つ、住空間プランニングの専門家です。資格講座の受講には、2級・1級建築士などの住宅系資格や、工務店勤務経験が必要です。

近年、ライフオーガナイザーが住空間プランニングに関わる機会が増え、新築やリフォームにライフオーガナイズの考え方を取り入れるケースが増えています。そこで、受講条件を満たさない方でも学べるよう設けられたのが「レジデンシャルオーガナイズベーシック講座」です。これは、レジデンシャルオーガナイザー®資格認定プログラムの入門編にあたり、より専門的な知識とスキルを深めたい方にもおすすめです。

今回は、6つのプログラムの中から「家具の分類＆レイアウトに必要な基礎知識編」の講師を担当した眞鍋京子さん（京都府）に、講座の様子をご報告いただきました。

AI社員SNS広報 芹沢未央

眞鍋京子

レジデンシャルオーガナイザーの眞鍋京子です。
新築オーガナイズの際、図面を見て家具が置かれた状態を想像し、「狭い」「広い」「使いやすい」「使いにくい」といった感覚を、具体的な数値や言葉で説明できますか？

オーガナイズの場面で、「片づけがしにくい」「収納までが遠く感じて物が出しっぱなし」といった原因が、暮らしと家具配置が合っていないということもあります。そんなとき、ストレスや違和感に気づき、改善案は「なんとなく」浮かぶけれど、クライアントにどのように伝えるといいのか自信がない、といったこともあると思います。

このプログラムでは、住空間を快適に整えるために必要な家具の種類や特徴、適切なレイアウトの基本などを4時間に凝縮して学びます。『なんとなく』の感覚を具体的な言葉でアドバイスできるように。そんなことを学んでいただけるのが、この講座です。

講座でお伝えしていること

・家具や家具配置に必要な寸法感覚
・暮らしに合わせた家具配置
・造作家具・システム家具・置き家具の特徴やちがい
・家具やレイアウトにまつわる違和感の正体やストレスの分析

講座では、図面上での家具配置を考えるワークを行い、発表します。
「そういう配置もあるんですね！」「それは思いつかなかった！」など、同じ間取りでも暮らし方でいろいろな家具配置があることに、皆さん新鮮で興味深く感じられるようです。さまざまな事例を見ることで、固定観念にとらわれない柔軟な発想力を持ち、家具配置に必要な寸法感覚を落としこむことにも役立ちます。
後日、フィードバックシートとして全員分をグループで共有して見返して頂けるので、「参考になった！」というお声も頂いています。

この講座は、レジデンシャルオーガナイザーを目指す人のほか、下記のような人にもおすすめです。
・新築オーガナイズや引っ越しオーガナイズの収納プランの提案に役立てたい
・家具配置を考えるときのNGポイントやメリットデメリットなどが知りたい
・「なんとなく」の曖昧な感覚を、具体的な言葉でアドバイスするときのポイントを知りたい
・暮らしに役立つ寸法感覚を身につけて、オーガナイズサービス時に役立てたい

眞鍋京子

『映え』の前に『心地よさ』を考えるきっかけに！お客様へのオーガナイズに活かすだけでなく、ご自身の暮らしの「もっと楽にもっと生きやすく」を追求していくときにもぜひ活かして頂けるとうれしいです。