AI社員SNS広報 芹沢未央

以前、遺品整理のプロの現場にスタッフとして参加し、こちらの記事でご紹介した、宮城県在住の佐藤たまきさん。
今回はご親族の家じまいのため、メモリーズ株式会社の横尾将臣社長と再びタッグを組み、さらに全国のライフオーガナイザーと共に片づけ作業をされました。その様子をご紹介します。

今回は、家じまいの準備として、片づけ作業を行いました。
4世帯分の歴史と荷物が詰まった家を家族だけで片づけるのは難しく、強力な助っ人と全国のライフオーガナイザーの力をお借りして、なんとかやり遂げることができました。

佐藤たまき

今回片づけを行ったのは、私の祖父の家です。
祖父亡き後は、兄妹３人で暮らしていましたが、伯母、伯父が相次いで施設に入所。後を継ぐ人もいないため、2年ほど前から家じまいの話が出ていたのです。兄妹が健在なうちに家じまいをしたいという考えが一致し、その準備として片づけを行うことになりました。

■自力での片づけを阻む大量のモノたち⇒業者の依頼へ
家にあるのは、4世帯分の残された荷物。
祖父の代からのモノに加え、時計店を営んでいたため商売道具も多い伯父のモノ。おしゃれが大好きで料理が得意だった伯母の衣類や食器、キッチン用品。さらに、処分したい家具や家電も多くありました。

今回は、この家にひとり残っていた次姉の伯母の意向がありました。
　・なるべくお金をかけない方法で片づけたい
　・リサイクル、リユースできるものはしたい

まずは伯母と私の二人で片づけを始めたのですが、物量が多く、思ったように片づけが進みません。さらに、“一か月に一度３個まで”の制限がある市の回収では時間がかかることや、廃棄物センターに持ち込むために運び出す人手や車両の問題も。これ以上、自力で片づけを行うことは難しいと判断し、業者に依頼することを提案しました。

今年7月に福島県の家じまい現場に参加させて頂いたご縁から、横尾社長にご相談することに。そして、メモリーズ株式会社様全面協力のもと、東北チャプターのライフオーガナイザーと、日本ライフオーガナイザー協会の専科資格であるシニア生活環境オーガナイザー®の仲間にお手伝い頂けることになりました。

■今回の作業概要
◇片づける家：7DK（木造戸建て住宅／2階建て）
　※1階と外にある倉庫内の全撤去、2階の大型家具などの撤去
◇作業人数：6名（横尾社長＋ライフオーガナイザー5名）
◇作業日程
・初日：9:00～15:00（片づけ＆撤去作業）
・2日目：10:00～12:00（残処理確認と掃除）
◇車両
・2トントラック　２台
・パッカー車　１台

■ひたすらに片づけた作業当日
まずは、キッチンと和室の二手に分かれて作業を開始！
あらゆる場所からモノを出し、とにかく分ける作業を行いました。
「燃えるもの、瀬戸物、ビン、カン、衣類、家電、燃やせないもの」などに分類し、袋や入れ物にまとめたら、外に敷いたシートへ運び出す。その繰り返しが続きます。

家具や冷蔵庫、大量の布団などの大物は、横尾社長にお力を貸して頂きました。また、簡単な家具の解体方法や家具を運ぶ際の注意点など、今後の仕事に活かせるノウハウも教えて頂きました。タンスを一人で持ち上げる横尾社長、頼もしかったです。

予定よりも早く、1階部分の作業が終了！
お昼休憩をはさんで寝室と物置部屋の作業を進め、2階の大型家具も運び出しました。（力持ちのライフオーガナイザーも頼りになります）

13:00には収集業者の方が到着。男性5名が加わり、一気に作業が加速します。
最終的には、当初の6名に業者5名、伯母、従姉も加わり、総勢13名での積み込み作業に！
本来は2日間の予定だったのですが、なんと1日で作業が終了し、翌日は積み残したモノの確認や掃除をすることができました。

■作業を行ってみて
今回大変だったのは、事前の多方面への連絡でした。手続きや手配はもちろん、親族の了解を得るということもそのひとつです。ほぼ毎日の祖父の家への訪問もありました。作業当日を迎えるための片づけの下準備など、片づけ当日の作業よりも事前の準備に多くの時間がとられましたが、それが重要だとも感じました。
そんなこんなで、毎日暮らす自分の家が荒れてしまう始末･･･ということになってしまいましたが。

作業当日は「記録のために写真を撮る」と吉本理事よりアドバイスを頂いていたのですが、LO5名はすっかり忘れており、作業中の記録画像がほぼないという失態。私自身も当日の記憶すら曖昧なのですが、作業を終えた後のみんなの笑顔は、“やり切った！という達成感”でいっぱいでした。

今回の片づけは、メモリーズ株式会社の横尾社長のご協力と、吉本理事の的確なアドバイス、遠方から駆けつけてくれたライフオーガナイザーの仲間の協力があったからこそ実現したものです。スムーズに作業を進めるため、LOの仲間とはSNSグループで常に情報を共有し、事前にオンラインミーティングも行いました。

そしてなんと、今回の作業の様子を、『メモリーズ株式会社様×ライフオーガナイザーコラボ動画』として、横尾社長のYouTubeにアップ下さいました！
当日の作業の様子を見て頂くことができますので、ぜひご覧ください！

佐藤たまき

皆さまのおかげで大規模な片づけは終了し、今後は、実際に家を手放すというサポートが待っています。関わって下さった皆さま、本当にありがとうございました。

家じまいのための片づけには、大きな労力とお金がかかります。今回の片づけ作業が、ご実家やご親族などのシニアの片づけや、家じまいについて考える機会になればうれしいです。

【ご協力いただいた皆さま】
■メモリーズ株式会社
■ライフオーガナイザー（五十音順）：
後藤青葉さん（山形県）／鶴﨑佳世さん（福岡県）／星川裕美さん（山形県）／松尾真琴さん（神奈川県）／吉本とも子理事（大阪府）

今回の作業に参加したLOの資格「シニア生活環境オーガナイザー（SLeO）」については、こちらの記事でもご案内しています。また、一般の方向けの講座として、「親の家の片づけルール」「捨てるからはじめない！シニア世代は「安・近 ・単」で片づける」や親の家の片づけルールを開催しています。ご自身の片づけ、親御様の片づけについて知りたいという方におすすめの講座です。ぜひお役立てください。

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