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2024.09.18

タオルとマット類は一緒に洗濯できる?〜CLOプログラム受講者メンバー9月勉強会


吉村あきこ
吉村あきこ
CLOプログラムディレクターの吉村あきこです。脳の特性により慢性的に片づけられない人をサポートするための専門的な知識を得られる専科講座CLO資格認定プログラム受講メンバーの9月の勉強会が開催されました。

片づけは、空間や物などの情報を処理して、目標を設定したり、行動を計画したり、作業に集中したりと脳をフル回転させて行うとても複雑な作業です。ADHD(注意欠如・多動症)、自閉スペクトラム症、ホーディングと呼ばれる溜め込み癖、脳の機能障がい等といった脳の特性により、片づけようと思ってもすべきことがたくさん頭に浮かんできて何から始めたらいいかわからない、作業途中で他のことに気がそれてしまう、無意識のうちに手に持っているものをどこかに置いてしまいどこに置いたか忘れてしまうなど、片づけや整理を日常の中で継続的に行うことが難しくなることがあります。

このように慢性的に片づけられない状態が続いているクライアントの場合、片づけ整理収納の基本的な知識や収納用品の情報だけでなく、脳の機能障害を理解した上で、専門的で適切なサポートやアプローチが必要とされます。

CLO資格認定プログラムでは、ただ講座を受講するだけでなく毎月勉強会(任意参加)を開催しており、Zoomを使ってオンラインで交流・学びを深める時間をとっています。

今回の勉強会では、「衛生観念」をテーマに意見交換を行いました。

衛生観念とは、清潔さや健康を保つためにどのような行動を取るべきかという意識や価値観のことを指します。ご家庭によってその感覚は異なり、家族間でも感覚の差があります。私達は様々なご家庭に伺うことになるので、自分の価値観を押し付けることなく適切な対応をとるためにどのような視点が必要か、どのような対応ができるか話し合いました。

話題のひとつが「タオル」の扱いでした。

タオルの使い分けという視点では、家族一人一人が専用のタオルを使い分けたり、トイレ用・洗面用、キッチン(台拭き・手拭き)、運動用、バスタオル、◯◯用など用途によって細かく分けていたりするケースもあります。また洗濯という観点では、洋服やタオルとマット類(足拭きマット等)や雑巾を一緒に洗濯できるか?トイレ用のタオルと他の洗濯物を一緒に洗えるか? バスタオルを洗濯する頻度は毎回?数回使う?など人によって清潔・不潔の感覚が少しずつ違うことで大盛りあがり。

クライアントの中には、清潔な状態にしたいけど片づけがうまくいかないので掃除まで手が回っていないケースもあれば、清潔への基準が緩やかで、キレイにしたいという感覚が薄いケースもあります。クライアントがどのようなタイプなのか、決めつけることなくアセスメントする方法や質問の仕方も情報共有をして、学びが多い時間となりました。

参加メンバーのブログレポをご紹介します。

花村久美子(愛知県在住)「犬猫との暮らし、掃除のゴールを決めるために知っておきたいこと
岩崎美乃(北海道在住)「衛生観念の違いについて 9月のCLO勉強会

クライアント対応への不安を減らしたい、これから現場に出たい、もっと自信をもって様々な現場にいけるようになりたい方にも受講をおすすめします。次回CLO資格認定プログラムの募集は10月上旬を予定しています。スキルアップのためにぜひお役立てください。
吉村あきこ
吉村あきこ

ライフオーガナイズ?ライフオーガナイザーって何?という方はライフオーガナイズ入門講座の受講をおすすめします。 ライフオーガナイザーに興味がある、という方は、ライフオーガナイザー2級資格認定講座の受講を、ライフオーガナイザーとして活動したい!という方は2級受講後、ライフオーガナイザー1級資格認定講座を受講ください。
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