日本ライフオーガナイザー協会

日本ライフオーガナイザー協会

  • contact
  • members
  • shop

JALO公式ブログJALO’s Official blog

【GO MONTH 2025イベント報告】今だからこそ考えたい“家じまい”のリアル~東北チャプター


AI社員SNS広報 芹沢未央
AI社員SNS広報 芹沢未央
2025年5月1日からスタートしたチャリティ企画、“GO MONTH 2025”
「5月は暮らし最適化月間」として、全国のチャプターでさまざまなイベントや取り組みが行われました。

今日は、東北チャプター主催で開催されたリアルイベントについて、チャプター代表の星川裕美さん(山形県)にご報告いただきます。

星川裕美
星川裕美
東北チャプター主催でチャリティイベントをリアル開催するのは、2023年ぶり。今回は、初めて山形県山形市で開催することになりました。

今回、テーマとしたのが、“家じまい”
昨年、宮城県石巻市で、チャプター副代表の佐藤たまきさんのご親族の家じまい現場に携わらせていただきました。このときの経験から、今回のイベントテーマが生まれました。石巻での経験や学びとそれぞれが持つ知識を合わせて、東北チャプターメンバーの視点から、“家じまい”についてお伝えできたと思います。

第一部 家をリセット!新しい暮らしをはじめる“家じまい”

わたし、星川からは、『家をリセット!新しい暮らしをはじめる“家じまい”』というタイトルでお話させていただきました。
ライフオーガナイザーは、今住んでいる家の片づけを行うことが多いと思います。ですが、私たちが住む東北地方では、“シニアの方が暮らしやすくなるようにダウンサイズする片づけ”や、“増えていく空き家の家じまい”に通じる片づけが、より必要とされていると感じます。

“家じまい”というと、ポジティブよりネガティブなイメージを持つ方が多いのではないかと思います。私もそうでした。ただ、昨年の石巻市での家じまい現場を経験したときに感じたのは、「“家じまい”の先には、新しい暮らしが待っているのかもしれない」ということでした。
“家じまい”とは、終わることではなく、暮らしを見直し、リセットするチャンスだと。そして、“家じまい”とは、究極の片づけなのではないかと。
“家じまい”を大仕事にしてしまう前に、今の暮らしの中でできることを、私も意識していきたいと思っています。

■「身近に起きる家じまい」リレー式ミニセミナー

“家じまい”を「ヒト・モノ・カネ」の切り口でお伝えするミニセミナー。家じまいとは、単にモノを処分するだけでなく、様々な手続きが必要だったり、お金のことを考えたり、そしてもちろんモノをどう扱うかも重要です。メモをする手が止まらない会場でした。登壇メンバーからの感想です。

建て替えるときの家じまい 深谷恵美

このイベントの前後で、自分の心の動きを実感する経験をさせていただきました。
自作の資料を用いて大勢の人に伝えるという大役で、自分は役に立てることがあるのかと不安を抱えながらスタートしました。限られた時間内にわかりやすく伝える難しさには苦戦しましたが、東北チャプターの仲間に助けられて、何とか乗り越えられました。仕事で得た知識が誰かの役に立つ事に驚くと共に、今までの人生経験は無駄ではなかったのだという安堵も。
終わってみれば、この経験で私の心が満たされていることに気がつきました。誰かの役に立てるという事は、マインドを変えるのですね。

施設入居で急遽始まる「家じまい」木戸口知子

イベントへの参加のお声がけをいただいた時、正直「私にできるの?」という不安しかありませんでした。パソコンが苦手で、パワポも初めて。伝えたい事をどう形にすれば良いか分からず、悩む日々でした。
そんな私を、東北チャプターのメンバーがあたたかく最後まで支えてくれて、当日は、多少間違いながらも、前を向いて話すことができました。
結果はもちろん大切ですが、四苦八苦しながら取り組んだ過程やメンバーとの支え合った時間が、自分を大きく成長させてくれたと実感しています。この経験を忘れず、次に進んで行きたいと思います。

“家じまい”お金と手続きのリアル 後藤青葉

イベントにお声がけいただいた時は、「えっ、私が?」と不安でした。でも、実家の状況も重なって、今だからこそ伝えられることがあるかもしれないと思い参加を決めました。
準備ではたくさん悩みましたが、東北チャプターのみなさんが本当に頼もしくて温かく、普段ひとりで活動している私にとって、つながりを感じられる貴重な期間でした。当日はフォローしてもらいながら、のびのびと話すことができ、心強い仲間と一緒にイベントを開催できたことが、とても嬉しく、学びの多い経験となりました。

第二部 家じまいのリアルを知るセミナーとワークショップ

第二部は、イベントテーマのきっかけとなった、宮城県石巻市の家じまい現場の当事者である佐藤たまきさんのセミナーからスタート。たくさんのモノが家から運び出されてスッキリと変化していく様子を、会場の皆さまも真剣にご覧になっていました。

現場から学ぶ家じまいのリアルとポイント 佐藤たまき

2年越しとなるチャリティイベントは、初めての山形県開催となりました。よもや、自分が登壇するとは思ってもなく、緊張よりも不安の方が大きかったです。私にとってスライド作りは難しく、周りの皆さまに助けていただきながら、ようやく完成となりました。
普段はあまり目立たない東北チャプターですが、メンバーの結束力とそれぞれが持つ強みを感じたイベントとなりました。
貴重な体験をありがとうございました。

セミナー後は、『わたしの家じまいを考える』ワークショップを行いました。佐藤さんのセミナーの感想や、自分が家じまいをするとしたらどんな困りごとがあるか等、ワークシートに書いていただきました。
シェアタイムでは、司会の伊藤裕子さんのお上手な誘導もあり、思っていた以上に盛り上がりました!家じまいは人ごとではなく、身近にある自分ごとだということを、皆さまに感じていただけたのではないかと思います。



深谷さん、木戸口さん、後藤さんは、今回のイベントが初めての登壇でした。コンテンツづくりどころか、プレゼンテーションツールをインストールするところからのスタート。スライドづくりや台本作成など、途中は大変なこともありましたが、忙しい中でオンラインミーティングやリハーサルに参加下さいました。イベント当日、堂々と発表する姿はとても感動し、刺激をもらいました。

初めての山形県開催ということもあり、集客面でも不安がありました。結果、理想としていた参加者数には届きませんでしたが、イベントに参加いただいた方から「よかったよ!」とのお声をいただき、ホッとしています。

短い準備期間の中、チラシづくりや知人へのお声掛け、そして当日の会場スタッフなど、共に走り抜けてくれたチャプターの仲間に感謝しています。
星川裕美
星川裕美

ライフオーガナイズ?ライフオーガナイザーって何?という方はライフオーガナイズ入門講座の受講をおすすめします。 ライフオーガナイザーに興味がある、という方は、ライフオーガナイザー2級資格認定講座の受講を、ライフオーガナイザーとして活動したい!という方は2級受講後、ライフオーガナイザー1級資格認定講座を受講ください。ライフオーガナイザー資格認定講座の詳細や協会概要についての資料請求はこちらから。


タグ

Copyright 2008-2025 Japan Association of Life Organizers. All Rights Reserved.
TOPへ