AI社員SNS広報 芹沢未央

2022年よりスタートした、協会会員向けオンラインスキルアッププログラム「JALOカレッジ」。
6月のテーマは、「リールで流れてくるこの動画…LOじゃないのに？これってアリ？なし？そもそも私はどこまで発信可？」
に丸っと回答！利き脳片づけ®術の著作権・商標権について事例も交え徹底解説。
北海道在住の戸井由貴子さんに、感想をレポートいただきました。 

利き脳片づけ®は、自分の“思考と行動のクセ”を知り、それに合った片づけ方を選ぶ方法です。ライフオーガナイザーは「人が主役の片づけ」を重視しているので、住む人自身が無理なく続けられる仕組みをつくるヒントの1つとして利き脳片づけ®術を使用します。詳しくは、ライフオーガナイザー2級資格認定講座、利き脳片づけ®収納術講座で学べます。
「利き脳片づけ®」は日本ライフオーガナイザー協会の登録商標です。

戸井由貴子

今回は「著作権」と一見堅苦しいテーマのようですが、登壇した高原理事、そして兵庫のMLO中村佳子さんの関西弁の掛け合いのおかげで、とても軽やかな楽しい時間となりました。リール動画を見ながらグループで意見を出し合い、著作権や商標権について、体感的に理解を深められた貴重な機会でした。

私は1級講師という立場としても、著作権や商標について正しく説明できるよう、改めて知識をアップデートできました！

リールのケーススタディで著作権を学ぶ

今回のJALOカレッジでは、中村佳子さんが準備してくれた2パターンのリール動画を見ながら、3〜4人のグループで「どこがアウト？セーフ？」を実際に考えていきました。

最初のリールは「利き脳片づけ®で自分に合った片づけを見つけよう」という内容。そして、よく見ると著作権・肖像権・商標表記など、さまざまな点で問題がある“アウト”な動画でした。

参加者からも「ここは明確にNG」と判断する声が多数上がり、権利を侵害しているポイントを確認できました。

その後、高原理事から「著作権とは何を守るものか」「保護される内容とされない内容とは何か」「引用と参考」「引用と認められる条件」といった基本的な考え方のレクチャーがありました。

2つめのリールは1つめに似ているようで全く違い、「使用する素材もとあるルールで工夫されていて、自宅の収納を“利き脳片づけ®の視点”で紹介する」というもの。
こちらは法的にNGの部分はなく、パッと見のリールの雰囲気は似ていても、法的に問題があるかどうかの判断は内容次第であることを改めて学びました。

その後の全体共有では、以下の観点から確認を行いました。

• 著作権や商標権（その他知的財産権など）を侵害していないか
• 協会のルールに沿った表記や言葉の使い方ができているか
  （例：「利き脳診断」という表現は避ける）
• 一方的な決めつけや、不快感を与える表現になっていないか

こうしたポイントを実例とともに共有しながら、発信前の判断基準を明確にできたのはわかりやすくてとても有意義でした。

法律は変わらなくても、価値観とモラルは変わっていく

今回、法律の内容を再確認したと同時に、「モラルの変化」についても話題になりました。

利き脳片づけ®の本が出版された当時は、まだSNSが今ほど一般化しておらず、「著作権＝モラル」という感覚が成り立っていたように思います。

けれど今は、SNSを使えば誰でも簡単に発信できてしまう時代。書籍のまとめコンテンツや動画、他人の動画の切り抜き、新聞・雑誌・テレビ画面の写真を投稿する人も多く見かけます。

「みんなやってるから大丈夫」「バレたら消せばいい」

法律を知らない人もいるでしょうが、あえて親告罪であることを逆手にとってそんな考え方をする人が増えている（ように感じる）今、私たちはどうしたらいいのか？

「皆で渡れば怖くない」ではなく、「ちょっと気になるな」と思った時点で調べたり、協会事務局に問い合わせてみるなど、プロとして自分の発信にマナーとしても責任を持つことが大切だと感じました。

正しく知れば、発信の自信になる

今回のカレッジでは、協会コンテンツを使う際の基本的なガイドラインも示されました。

高原理事も「協会正会員として普通に活動している範囲であれば、ちょっとやそっとのことで著作権侵害になることはありません」と話してくださり、安心して発信できる土台が整っていることも確認できました。

著作権やモラルを気にするあまり発信を控えてしまうのは、かえって機会損失になります。 正しく知っていれば、自信を持って伝えることができます。

そして、著作権では保護されない「アイディア」や「概念」、「仕組み」などについては、私たちが積極的に「利き脳片づけ®」を発信していくことで概念が正しく届き、そこから講座やサービスへの興味を持ってくださる方も増え、さらには自分や家族に合った片づけを実践する人がもっと増えるはず！

戸井由貴子

改めて、今回学んだ著作権の内容を越えて、私自身も発信を続けていく意味までもを考える機会となりました。 

JALOカレッジは、単発での受講も可能です。リアルタイム受講が難しい！という方は、アーカイブでも2週間視聴いただけます。

毎月第一木曜日に配信される公式メールマガジンで、申込みのご案内をしています。公式ウェブサイト内のJALOからのお知らせにて年間スケジュールをご覧いただけますので、ぜひチェックしてくださいね！

AI社員SNS広報 芹沢未央