既製の収納用品を使って収納内部を整えるにとどまらず新築やリフォーム時において、クライアントであるお施主様および設計・工事担当者とコミュニケーションをとりながら、QOLと安全を踏まえた動線計画・収納プランニングができるライフオーガナイザーとして活動するための知識と技術を習得するための資格認定講座です。

 レジデンシャルオーガナイザーとは

レジデンシャルオーガナイザー資格認定講座は、住宅設計の専門知識である人間工学・動線と間取りの関係など、住空間プランニングに必要なスキルを

• 新築、リフォームを検討しているがどんな暮らしが自分に合っているのかわからない
• 物が溢れない生活がしたい
• 図面の段階で収納の創り方の相談がしたい
• インテリアに合わせた収納を考えたい
• どこにどんな収納を作ればいいのか相談したい

等の顧客のニーズに対応して、ライフオーガナイズのスキル に加えて、既成家具・システム家具・造作家具を間取り提案からおこなう知識と技術を持つ人材です。

カリキュラム

住宅において収納提案をする場合、間取りのプランニング知識とライフオーガナイズのスキルを用いて、お施主様や関係者に提案ができるスキルを習得することを目的とした実践的なプログラムです。

課題はあらかじめ、用意した物件において収納提案する場合に、どのように考えて提案するのかをレポートと具体的な収納提案資料としてまとめていただくもので、図面・イラストなども含みます。１・２回目で学んだことをアウトプットしていただき、すぐに仕事に役立つ提案資料を作成できるスキルを身に付けていただくことがゴールです。

※建築、ハウジング等の専門家、新築・リフォームを検討している個人にセミナーを行うことができます。（ROオリジナルコンテンツが提供されます。）
※全ての講座はオンラインで開催します。アーカイブ視聴はございませんので、全ての時間に参加していただくことを前提とします。

講座概要

開催場所	オンライン開催（Zoom使用）
講座回数・受講時間	全3回　計13時間
定員	6名
受講料	99,000円（税込）　別途認定料11,000円（税込） 別途教材書籍『収納家具いらずの片づけ図解百科』(主婦と生活社)1,540円(税込)を各自ご用意ください。
受講資格	JALO正会員 以下の資格を持っている方、もしくは建築、インテリアの施工経験者、工務店勤務、建築関係のショールームでのプラン経験者が対象です。 A　住宅系資格を保持している方 　2級・1級建築士、施工・工事管理士、福祉住環境コーディネーター、インテリアコーディネーター、インテリアプランナー など 　＊お申し込みフォームからエントリーください。 B　Aを保持していない方 　工務店経営、住設などの会社で提案業務を行なっていた、過去に建築及びインテリアの勉強を継続的に行なった経験のある方 　＊お申し込み時に確認事項がございます。 C　上記A・Bに該当しない方 　 今後開催予定のレジデンシャルオーガナイズベーシック講座（全６回）を受講し、課題提出後に本講座の受講可となります。 ※お申込み後、条件を満たしているかどうかの確認をさせていただいた結果、受講いただけない場合もございます。あらかじめご了承ください。
資格取得	全ての講座に出席・課題を提出し、最終課題を提出いただき規定の基準に達していると判定された場合のみ資格認定されます。（規定の基準に達していない場合は再提出。） ※不合格の場合の処遇については受講生の状況により決定します。
資格更新	レジデンシャルオーガナイザーを名乗り商業活動をするためには、資格更新が必要となります。資格更新は、2年に1回程度のスキルアップ交流会に参加すること、求められる現場報告資料等の提出が確認できた場合のみ更新されます。（更新料無料／今後有料となる場合もございます。あらかじめご了承下さい） 更新されない場合は、レジデンシャルオーガナイザー®としての名称で商業活動はできないものとします。
備考	※レジデンシャルオーガナイザー®として認定された者は、そのスキルを用いて顧客にコンサルティング~プランニング、「収納から考える住まい創りセミナー」を担当することができます。 また、活動のフォローアップの目的で作成された、資格取得者専用のHPに掲載されます。(写真、 自己PRは希望者のみ、資格取得者としての名称のみは全員掲載) 専用サイトはこちら ※全ての内容において予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。

レジデンシャルオーガナイズベーシック講座

受講資格条件に該当しない方（Cに該当）がレジデンシャルオーガナイザー資格認定プログラム受講を希望する場合、6つのプログラムで構成されるレジデンシャルオーガナイズベーシック講座の受講及び課題提出が必須となります。

1．パワポで作図 初級編

設計、工務店など住設・工事関係者との打ち合わせや収納部の造作提案、システム提案には図面を描いてビジュアルコミュニケーションを取ることが必要です。
手描き図面ではなくソフトで描くスキルを身につけていただくことが目的であり、詳細図、造作図は必要ありません。
＊受講後、講師によるフォローアップがあります。
＊初心者向け：図面の基礎から復習しながら進めます。
　（1級講座で手描き練習した平面図と正面図が描けるように指導します。）
＊作図するためのテンプレート配布
＊図面が描けるという方は自分が描いた図面提出にて判定（パワポ、ベクターワークス、CADなどのソフト使用）

2．家具の分類＆レイアウト提案に必要な基礎知識

片づけの現場で家具レイアウトの変更提案をするほうがクライアントのストレスが軽くなることもあります。そんな時に具体的に変更理由を説明できるよう、家具や家具配置の知識、心理的な要因などの知識を得ることが目的です。
家具レイアウトに必要な寸法感覚、レイアウトの基本、置き家具・システム家具・造作家具の知識、家具レイアウトの間違いと改善案の考え方を学び、論理的に提案できるよう、具体的なワークを交えて理解しやすく構成されています。
＊インテリア知識がない方を対象としています。
＊家具レイアウトアドバイスチェックリスト、寸法確認リスト配布

3．ライフオーガナイザーが知っておきたい住宅設備

住宅設備のある空間（キッチン・洗面・トイレなど）のこれだけは知っておいて！という住まいの設備の基礎を学びます。住宅設計者とコミュニケーションが取れる知識が得られます。
散らからない暮らしを提案する際に、クライアントに喜ばれるためのスペースを見極め方・設備機器と「収納」の関係を具体的にします。
現場で役立つ「あるある」や注意すべき「やっちゃダメ」な事、最低限の法的な知識も取得することを目的としています。
＊キッチン・洗面採寸チェックシート配布

4．パワポで作図 中級編

設計、工務店とコミュニケーションを円滑に取るために採寸した寸法で平面図におこし、家具を配置し、レイアウト変更、着彩した図面を描くスキルの取得が目的です。

家具やキッチン、洗面所の正面図や収納内の図面を描くことができるようになります。
＊受講後、講師によるフォローアップがあります。
＊パワポで作図の初級編レベルのスキルがある方。
＊作図するためのテンプレート配布
＊図面が描けるという方は自分が描いた図面提出にて判定（パワポ、ベクターワークス、CADなどのソフト使用）

5．間取りと動線、収納位置分析の基礎知識

図面から間取りの特性を読み取るために必要な知識学びます。また、動線と住む人の行動分析ができストレスが予見できるようになることを目的とします。クライアントの生活の希望を間取りを通して言葉にできるようになることを目指します。　
基本的な動線の考え方、各スペースの大きさ、適切な収納位置と量の分析するための基礎知識を習得しワークをしながらアドバイスする際のポイントを理解することができます。
＊間取り、動線ストレスチェックシート配布

6．ライフオーガナイザーが知っておきたい住宅の構造　

壁の中、床の下、天井裏の見えない部分＝下地や構造を知ることでクライアントの住まいがどのような特徴があるのかを理解し、収納の造り方のアドバイスができるようになることを目的としています。
例えば木造とコンクリートでは間取り変更や収納の追加ができるかどうかが異なります。難しく思われがちな構造ですが、LOが知っていると良いと思われる内容に絞って、わかりやすくコンテンツにしています。住宅建設のプロとスムーズに話せ、新たに設置できる収納提案ができることを目指します。
＊図面を読む、LOが知っておきたい専門用語シート配布

※内容に関するご質問等については協会本部、理事の吉本とも子が担当いたします。ご質問やお問い合わせは協会事務局あて（jimukyoku@jalo.jp）に メールで連絡ください。協会会員以外からの個別のお問い合わせには お答えすることができませんので、あしからずご了承下さいませ。